新型コロナウイルス感染症対策(その62) 4月22日の知事記者会見 時短とまん延防止等重点措置の協議の開始
県民の皆さんへのお願いは、昨日(4月21日)に次ぐものとなりましたが、事態の推移を捉えて、ついに和歌山県もいわゆる時短の要請をすることとしました。以下がその記者会見の結果ですが、脈絡上不要な部分は省略し、全体の流れから若干の字句修正をしました。
今日申し上げたいことは、和歌山県も部分的でございますが、飲食店の営業時間の時短に踏み切りたいと思います、ということです。中身は、和歌山市内の飲食店、それから日付は今のところですが、5月9日まで、それから21時までの営業ということで、21時からの営業を自粛して欲しいということを申し上げたいと思います。
こういうことをやろうと思いますと、内閣官房と協議をしないといけません。それで内閣官房との協議をこれから開始するということを、今、申し上げたいと思います。
バックグラウンドを申し上げますと、どうしてかということですが、大阪その他で時短をやっている府県があります。時短をやっていて、夜中にお酒が飲めないものですから、県外へ行ったら飲めるというような動きが少し出始めています。実は、これは和歌山県だけではなく、徳島県で起こったことですが、徳島県で同じように、阪神地方からお客さんが、徳島は営業をしているからということで来て、それで感染が拡大したケースがありました。徳島県は、今時短をやっておられるわけです。
和歌山県ではそういうケースがそんなに大量にあるわけではありませんが、流行ってくると、ちょっとこれは大変なので、予防的に時短をしたいというふうに思います。お客さんを区別して、あなた大阪からですかとか、和歌山の人だけいいですとか、そういうことはなかなかできないので、今、和歌山のお客さんもそんなにたくさんありませんから、こういう網の目をくぐるような行為を防止するために、時短をしたいということであります。これが動機になっています。
対象は、そういうことが起こりうる地域ということなので、和歌山市を考えました。
和歌山市長から、昨日、要請がありました。今日、私が今申し上げたようなことを言っておられましたが、和歌山市長が言うからというだけでは、ちょっとどうかなと思いますので、昨日、一斉に100件あまりのお店に実態調査に入りました。その結果、そんなにたくさんではないんですが、確かに大阪のお客さんがいますねというのが、一つや二つではなくて、もうちょっとあったということでもありました。
従って、今後のことも考えると、これは抜け道を塞いでおいたほうがいいかなということで、時短の要請をさせていただきますということです。
法律的には、時短要請というのが、特措法24条9項の措置にもなりますが、まだこれは協議は整っておりませんので、県知事の要請であるというふうにお考えいただきたい。協議が整って、それでよろしいということになりますと、法律的にも24条9項の要請ということにしたいというふうに思います。これが時短の関係です。
そういうことになりますと、実は、まん延防止等重点措置の対象区域になるべきかと思いました。なった方が、よりインパクトが大きいのではないかというふうに思いました。まん延防止等重点措置の必要条件は時短なので、県内の事情だけに限れば、そんなに時短をやらなければいけないという要請はなかったもんですから、法律的に言うと、ちょっとどうかなというふうに思っておりましたが、どうせ時短をお願いするんだったら、まん延防止等重点措置の対象になって、本格的にやってもいいなというふうに思いますので、これも協議に入るように指令をしました。
内閣官房がどういうふうにしてお考えになるか、政府がどういうふうにしてお考えになるか、今後、これは話し合いの状況になると思います。ただ、ちょっと私がそういうふうにしてお願いをしようとは思いましたが、初めから弱気なことを言っててはいけませんが、いつも申し上げているように、和歌山県というのは、感染者はかなり出ていますが、全員入院をまだ可能にしているところで、他所では、初めから入院を全部させようということが念頭にないわけです。従って、他県並みにこれを考えれば、圧倒的に病院事情などは良くなるので、相対的に言えば、なかなかうんと言ってくれないかもしれないなというようなことはあり得ると思います。ただ、現時点ではそうですが、明日に状況は変わるかもしれないし、明後日に状況は変わるかもしれません。変わらないように、あるいはもっと改善するように、必死になって保健医療行政も頑張っていますが、この状況をそう楽観視できるもんではないので、我々がお願いをしても、そんなにナンセンスなことではないというふうに思っているわけです。これは、政府と相談していきたい。ただ、今、緊急事態措置で大騒ぎになっていますから、すぐにこちらのことについて、早急に検討してくれるかどうかは不明です。
併せて、最近の感染は、たくさんあります。今日もかなりの感染者が出ています。入院もだんだんと厳しくなっていくわけです。そういうことで、入院調整をちゃんとやり、陽性者のお世話を一生懸命やって、濃厚接触者を検査しに行ってという、保健医療行政のイロハをずっとやっていますが、その中で、これはなんだと思うような話が、やっぱり保健医療当局にはあります。罹ってしまった人を責められないんですが、罹らないように今後注意して欲しいというのを、特に県民の皆さんに申し上げたい。
一つは、保健所の調査にはちゃんと協力を・・・・・・・・(後略)
自分は、あまり都道府県の知事の政策が、その下の自治体のコロナ感染状況に直結するとはそもそも見ていない(そうであるには日本は狭すぎるし、相互の交流も大きすぎる)。
ただ「和歌山県」知事は昨年末に<はてな>でスーパー大ブレイクし、ブクマ1200を突破
b.hatena.ne.jp
その影響力が<はてな>では 非常に大きいため、その現状を示す最新メッセージは見てもらう方がいいかと思った。
山梨県知事カリスマ化計画はどうなったかな?
m-dojo.hatenadiary.com