菊池寛『マスク』読了。短編(エッセイ含む)9本。
— 福田和代@「星星の火2」文庫化 (@kazuyo_fuku) December 14, 2020
表題作の「マスク」は、スペイン風邪の流行時、作家自身のマスクに対する拘泥を描いているんですけども、いやいやもう100年前も今と一緒だw
「病気を怖れないで、伝染の危険を冒すなどと云うことは、それは野蛮人の勇気だよ。病気を怖れて(続)
(承前)伝染の危険を絶対に避けると云う方が、文明人としての勇気だよ。誰も、もうマスクを掛けて居ないときに、マスクを掛けて居るのは変なものだよ。が、それは臆病でなくして、文明人としての勇気だと思うよ。」
— 福田和代@「星星の火2」文庫化 (@kazuyo_fuku) 2020年12月14日
菊池寛がTwitterをやっていたならば!w
- 作者:寛, 菊池
- 発売日: 2020/12/08
- メディア: 文庫
創業者の作品を文春がだしたのか。非常にいいセンスだと思うけど、菊池寛はすでにパブリックドメインだからね。
いま、この作品だけでもスキャンして公開すれば多くの方に読んでもらえるな・・・・・と思ってしまった。まあ、まずは図書館で収録している全集が無いか探してみますよ。
・・・・・・・・とふらふらと書いて、そこで一度立ち止まって。
われながら思うんだけど、
こういう態度って文化に対して、善なの?悪なの?
・ある古い文学作品が、すごく現在の状況に即して、読まれるべきものである
・そう思った出版社が、緊急にその作品を掲載した本を印刷、販売した
・そう思った一個人が、それがパブリックドメインであることを確認し、スキャンからの公開を……
追記 地元図書館では
調べてもらったところ、所蔵する本の中にはこの「マスク」は収録されていなかったそうな。ただ、同文庫は購入する予定があるとか。
追記2 発見!!
現代読まれるべき、菊池寛の短編「マスク」が文庫で緊急発売…それを「著作権フリーだよね。全文転載しよっと」と思うのってアリ? - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-b.hatena.ne.jp
- [著作権]
菊池寛記念館で公開してるような→<a href="http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kosodate/bunka/kikuchikan/kikuti.files/mask.pdf" target="_blank" rel="noopener nofollow">http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kosodate/bunka/kikuchikan/kikuti.files/mask.pdf</a> 著作権フリーだし多くの人に読んでもらうための全文転載は文化的に良いことだと思う。
2020/12/16 11:28
菊池寛記念館で公開してるような→http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kosodate/bunka/kikuchikan/kikuti.files/mask.pdf 著作権フリーだし多くの人に読んでもらうための全文転載は文化的に良いことだと思う。 - lenhai のブックマーク / はてなブックマークb.hatena.ne.jp一応探したのだけど見つからず、公開終了したのかな?と思っていました!!ありがとうございます(記事に盛り込みます)
2020/12/16 12:10
そうなの、今年の夏に記念館が公開した、という記事は見つかったんだけど直接のリンクが発見できず、そこで終わってしまってたのだ
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kosodate/bunka/kikuchikan/kikuti.files/mask.pdf
さて、pdf形式でこのように見つかった。それでも十分なんだけど、たとえばこれにグーグルドキュメントのアプリでも使って、基本的にはもっと便利なテキスト化もできるし、これはそもそもコピペできる形式のPDF だ…。だがそうするのが良いのか、悪いのか…