INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「本収納とクリアボックス」…特に衣装ケースを本棚用に流用するとどうなるか、の話。

どうも最近、はてブとtogetterに「アジェンダセッティング」されて、その話題を語ることばっかりになりがちだが、これも昨日のスマートテレビと同様、自分にとっては懐かしい話題。

togetter.com

このツイートは権利者によって削除されています。
静岡茶🕺ଳ🦈 @shizu_cha
@dimbla そのベストなクリアケース、気になります…


2020-11-07 12:31:33
このツイートは権利者によって削除されています。
福野英人 @CpghkNOxy3LH16R
@shizu_cha @dimbla サイズ違いに文庫や少年コミック対応もあります


2020-11-09 01:41:32
五代目マルチプル高橋 @mltkhs
@dimbla A5コミックいれと庫でしたっけ?


www.tenmafitsworld.com

之へのブクマ
[B! togetter] 引越しのお兄さん達が運びながらボソっと『地獄絵図…』って言ってた荷物がこちら「物理的にも精神的にも来るものが…」「二重の意味で地獄絵図」 - Togetter


最初、画期的な書籍特化型のボックスをついにテンマが出したか?と思ったら、昔から出てたやつか。結論からいうと、これダメッ。

引き出し形状じゃないよね?それにコミック本で、入るの「26冊」だって。鬼滅の刃エリア88もはいりゃしねぇ。顔じゃねえんだっ。



だから同じテンマ社でも、衣装用であろうフィッツケースクローゼットを使っている。新書・文庫は幅39×奥行53×高さ23。一般書籍はこれの高さ30センチ…なんだが、30センチはややオーバースペックで、ホントはこの中間のクリアボックスを出してほしい!!というのが願いです。
そして積んだとき・上に物を置いた時ににちょっとへたれてたわんでしまう・中心部が引っ込んでしまうと、すぐにこの「高さ23センチ」はつっかえてしまうので、ほんとはもうちょっとこっちは余裕が欲しいのである。
それが俺の希望する、サイズは衣装ケースを流用しつつ、書籍特化の「高さ」、そして積んでもひっこまない・たわまない「硬さ」を備えた専門の書籍用クリアボックスである。
ちなみに今よく見るとやや混成部隊で、他社で言うと「サンイデア」「アーテックスズキ」の衣装ケースも流用している。どちらも文庫・新書用で使っていて、大きさは幅39、奥行53、高さ23……だから混成して積み上げられるのか。
どちらもについても文句はないが、これは個々の社の商品のクオリティがどうこうというより、この衣装ケースを流用した場合は「文庫・新書」ならばその材質・品質・構造的に耐えられるけど、それより大きいコミックやハードカバーを入れるために、大きいサイズを流用するとやや難がある、ということのようである(経験則)


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だけど日光に弱い?パキパキに割れる例が複数。

写真の上部分を見ておくれ

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クリアボックスは日光に弱い?パキッと割れることも

別メーカーには、もっと脆いのもある。取っ手の部分から割れて引き出せなくなる例も…
はてブより

「本収納とクリアボックス」…特に衣装ケースを本棚用に流用するとどうなるか、の話。 - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

ほぼあらゆるプラスチックは日光(UV)に弱いです。例外はポリカーボネート(車庫の屋根やアイフォンのガラスとして使われる)くらいだけど外力で割れるから結局寿命は同じようなもの。

2020/11/10 06:17
b.hatena.ne.jp
「本収納とクリアボックス」…特に衣装ケースを本棚用に流用するとどうなるか、の話。 - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

ポリカだと大丈夫とあるけども、ポリカも素のポリカはUVに弱いです。外で使われているのはコーティングや添加剤などで対策したものなので、結局材質じゃ無くて耐候性で選ぶ方がよいです。

2020/11/10 10:00
b.hatena.ne.jp


今のホープ無印良品の、半透明の衣装ケース

どうだったかな?ここにサムネイルで表示しているもの、そのものじゃないですよ。実際に本を一冊売り場に持ち込み、高さに余裕があるか見てみましょう。文庫本なら入るが新書は…とかいろいろあるからね。
これはちょっとやわっこいけど、ただそれほどへっこんだりたわんだりしないので、積んでも本が天井にぶっつかることは無かった気がする。
まだ入団して間もないルーキーなので、年を経る中で弱点が見つかるかもしれないが、球団としてはすごく期待しています。

www.askul.co.jp

このクリアチェスト(クリアボックス、衣装ケース)は本を入れるのに最適、とは10年前から言ってた

最近、そんなリバイバル的ネタが続くな。
m-dojo.hatenadiary.com
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ま、主眼目は衣装ケースそのものより、「でかい木製やスチールの本棚は危険であり、家屋からなくすべきもの」だという話だったが…

現状は、下に続く。


ただ、地震で崩れると、ふつーに死ぬ

普通の本棚よりはましなのよ?小分けのボックス状態だからひとつひとつは、それなりの重さだが超絶ではない。それにボックスだから、倒れたらそのまま積みなおすのは比較的たやすい。ばらばらに散らばる可能性も少ない。
ただ、住環境の制限ゆえに、その距離と積み上げる高さが、個人的に、普通にデンジャラスになっているってだけなんだけどな。ただ事実としてダモクレスの剣状態。特に就寝時の無防備なところに連続して雪崩を打ったら、まあ死ぬ。



だから結局、電子書籍にしくはないのだろう


4年前の、脳内会議のテキスト化でそれ言ってたじゃろーが。

m-dojo.hatenadiary.com

(略)…
「というふうに以前、とくとくとクリアチェスト(衣装ケース)の本棚転用を語ってきたのでござるが……実のところ、それは寝室と別の部屋に置いてあったのでござる。だから大地震のときは一度崩れる前提で、詰みなおせばいいと思っていたのでござる。されど諸般の事情にて、これが寝室と同じ場所に置かれもうした」
「すると……」
「さよう、大地震が深夜に起きた場合、横になって弛緩した全身に、これが落下する。ほとんど諸葛孔明の仕掛けた奇門遁甲なみの罠、あるいはベトコンのブービートラップ並みの危険度でござる」

「少しばかり、本の量を減らすことはできんのか?」
「これでもだいぶ減らしたでござるよ。涙を呑んでリリースした漫画シリーズも多数でござるし、特に『ゴング格闘技』や『kamipro』を処分しもうした」
「なんと、惜しい・・・・・・・・」
「ゴン格などは新人の格闘家がその後メジャーで活躍したり、往年の武道家が亡くなったりしてるでござるから、その後資料として突然引用したくなることも多いのでござるよ。いま、ゴン格はキンドルではなくKubokから出てるのかな? どちらにせよ、何年ぶんのバックナンバーを見られる効果は絶大でござる」
「それに、ゴン格に限らず漫画シリーズ……持っていても全巻がビシイ、とそろえることできますかな?必要な時に手に取れますかな?」
「それは…」
「このブログでもしょっちゅう「…という話はXXという本にあり、手元にある筈だが見つからない」という記述が出てきておりましょう。電子書籍なら検索一発…のはずでござる」

この時から進歩が無い。いやキンドルはもう買ったけどね。そこで電子書籍購入するの10冊に1冊のペースでしょ。「これ、人に貸すから」「すでに既刊シリーズが本だから」といって、ドラスチックに切り替えることもしてない。


そして、また1冊また1冊と増えていき、質量兵器としての破壊力を増していく・・・・・・それは血を吐きながら続ける哀しいマラソンですよ。
dic.pixiv.net



てな話を書いていると、いつも思い出すのだけど

…井筒(井筒俊彦)が出会ったのは、ムーサー・ジャールッラーハというイスラム学者だった。
(略)
 家財道具などを持たず、蔵書もない。どうやってそれで学ぶのだろうと井筒が不審がると、ムーサー先生はこう言った。
イスラームでやる学問の本なら何でも頭に入っているから、その場でディクテーションで教えてやる」
 ディクテーションというのは書き取りのことだ。つまり本の内容を口頭でしゃべるから、それを書き取ればいいというのである。実際、井筒がアラビア文法学の聖書といわれている『シーバワイヒの書』という1000ページもあるような本を習いたいと申し出たところ、先生はその内容だけでなく、その本の注釈書までをもすべて暗記していて、さらにそれに自分の意見も加えて口頭で教えてくれたのだった。

 病床に伏せった井筒を見舞いに来てくれたこともあった。部屋に上がってもらうと、先生は「おまえ、ずいぶん本を持っているな。この本、どうするんだ」と訊く。井筒は「もちろん、これで勉強する」と答えた。
「火事になったらどうする?」
「火事で全部焼けちゃったらお手上げで、自分はしばらく勉強できない」
 するとムーサー先生は呵々大笑した。
「なんという情けない。火事になったら勉強できないような学者なのか」
 別の時に、先生はこういうことも訊いた。「おまえ、旅行するときはどうして勉強するんだ」
「必要な本を持っていって読むんだ」
「おまえみたいなのは、本箱を背負って歩く、いわば人間のカタツムリだ。そんなものは学者じゃない。何かを本格的に勉強したいんなら、その学問の基礎テクストを全部頭に入れて、その上で自分の意見を縦横無尽に働かせるようでないと学者じゃない」

この一連の井筒の回想話は、あとで漫画化します。(宣言)


逆に言うと、電子書籍とはまさに「本箱を 背負って歩く カタツムリ」(あっ、五七五だ)という、天才・学者ならざる凡人の夢を実現するものであり、ようはこの衣装ケースに入った山を、ポケットに入れることができる、本当にドラえもんの秘密道具。
ナビゲーター付きの自動車が「僕たちのどこでもドア」というなら、電子書籍とそれを読むデバイスはまさに僕たちのスモールライトであり、四次元ポケットではないかいな。…そして、そうやって称賛しているのに、なぜ減らせないのか。

(未完)