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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

漫画関連短信ニュース 訃報や最終回、新連載、催しなど……

訃報 まつもと泉先生

当然、この話を書く予定などなかったが、そんな中に飛び込んできた訃報。

まつもと泉についてWAVE STUDIOから皆さまへのご報告』
まつもと泉は今月6日午前0時過ぎに、
かねてより入院療養中の病院にて永眠いたしました。
これまで公私に亘ってお付き合いをいただきました方々、
そして作品を愛してくださいました方々に
心より御礼を申し上げます。
+ サイキンのまつもと +

自分は世代的に知ってていいはずなのに、ほとんど接点がないので、お若いのに…といった一般的なことしか言えない。ただ、マンガ史的なものを読むと、今人気の漫画家、とくに女性キャラクターが売りの漫画家世代に「自分の原点はきまぐれオレンジロード」だという人が質的にも量的にも目立つ、という印象はすごくある。あと「ロングヘアーとショートカットのヒロインの対比」「超能力が出てくる設定だが、それがあまりSF的なハードなものでなく、どうかすると無いことになっている」などの…元祖とは言わないが代表的で影響を与えた人、であるらしい。
自分の読んだ経験、書いた経験でいうと、突然の訃報では当然準備することもできないから、その業績などをじっくりと分析する追悼の文章は数日から1週間ほど経過して出てくる感じがある。それを読んでみたい


次回最終回 「雪花の虎」「私の少年

ん、これネット上で読めるのかな?よくわかんないや

yanmaga.jp

年齢差があり、片方が成年、片方が未成年(それも性的自己決定権がない年齢)だと恋愛は法的にも道徳的にも罪ではないか、という主題が最近、創作の中でもクローズアップされてきて、そこにどうひっかかるのかひっかからないのか、というのが注目されていた(作者本人や編集部も、そこは分かっているので、その問題を描きます、みたいなことを話していた)。最終回ひとつ前で、だいたいのテーマ的には出ていましたが



上杉謙信女性説」なんて、ひところ言われて有名だったけど無理があるだろーな伝奇偽史では「義経ジンギスカン説」と並んで双璧だったけど、そっちだって漫画になる(多数、例あり)のだから、こっちだって漫画になるか。どこまで本気か韜晦か、作者は「自分は歴史は不勉強」といいつつ、リアリティを出すためのガジェットはよくできてましたよ。川中島第四次合戦は「双方が予期しない”遭遇戦”だった」という史観。ここで終わるとは意外だったが、そうすると言われれば、それもいい感じのまとまり方になりそうだと納得。


あと、これは特に感想もないけど「首を斬らねばわかるまい」が次回、最終回らしい。「雪女と蟹を食う」は、雑誌連載からコミックDAYSに(どっちも似たテイストの作品だな)







最終章 「ペリリュー~楽園のゲルニカ」「瑠璃と料理の王様と」

ペリリューはこの前、自分が推測として「内容的にまもなく(あと数回で)最終回のはずだ」とかいたのだが、まあ半分当たったけど半分外れて、帰国してからを描く「最終章」が今後はじまるのだとか。
m-dojo.hatenadiary.com



「瑠璃と料理の王様と」は、内容的にいつ終えてもいつまで続けてもいいし、セカンドシーズンだって容易に始められる種類の作品だから、どうということはないけど、ただここに出てくる料理レシピはけっこう使い勝手がいいものでした。


平野耕太 大原画展

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平野耕太 大原画展

会 場:
西武渋谷店 モヴィーダ館6階=特設会議(無印良品上)
■会 期:
2020年10月15日(木)~ 11月1日(日)
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、イベント(催事)の中止や延期、 一部内容が変更となる場合がございます。
hiranokohta.gengaten.com


「ウシジマくん」作者の新連載は悪徳弁護士?もの


弁護士ものは数多いが、第一回から「悪人を弁護する。それも、依頼者が悪だと完全に分かったうえで、その悪をいかに隠蔽して、証拠も握りつぶして、刑を軽くするかを考える弁護士」であることが強調される。
実際にそーいう弁護士いるし、そういう弁護士ものを描いたら面白いんじゃ?と個人的にも思っていたので、ああそういうジャンルが出てきたか!と感慨深かった。
だが、当然ながらその作品は「ピカレスクもの」にならざるを得ない。さっきの自分の過去の妄想も、そんなの誰が書くんだろう、と思ってたら、ウシジマくんの作者ってどんぴしゃすぎたな(笑)