原油価格の歴史的瞬間
— カズフェーヴル (@893stone) April 20, 2020
タダになった! pic.twitter.com/5IqyrnNUFC
※タイトルの「汝の日は数えられたり」というのは、「お前はもう死んでいる」のかっこいい呼び方だと思ってください(残っている日にちは数えられるほどだ→もうすぐ終わりだよ)
自分が何で知っているのかもわからんのだが、聖書関係のエピソードでしょう、おそらく。
まあ、
子貢問政、子曰、足食足兵、民信之矣、子貢曰、必不得已而去、於斯三者、何先、曰去兵、曰必不得已而去、於斯二者、何先、曰去食、自古皆有死、民無信不立。
書き下し文
子貢(しこう)、政(せい)を問う。子曰わく、食を足し兵を足し、民をしてこれを信ぜしむ。子貢が曰わく、必ず已(や)むを得ずして去らば、斯(こ)の三者(さんしゃ)に於(おい)て何(いず)れをか先きにせん。曰わく、兵を去らん。曰わく、必ず已むを得ずして去らば、斯の二者(にしゃ)に於て何ずれをか先きにせん。曰わく、食を去らん。古(いにしえ)より皆死あり、民は信なくんば立たず。
という言葉がある。
サウジアラビアやブルネイの王制が、単純に原油を世界に売ったらたくさんカネが入ってきたよ、という理由だけで
成立しているのではなく、国民の支持と敬意によって、王制が成り立っているのならば、今現在、ちょっと原油価格が
安くなっただけでは揺るがないだろう。ますます王室の弥栄をお祈りするものであります。
しかし、サウジアラビアの王制いかに鼻持ちならぬ面があるといえど、彼の地にイスラーム原理主義の神聖国家…いや今でも十分神聖国家だろうが、ペルシャ湾岸に、国際秩序を書き換えることを欲する体制がAK自動小銃と共に生まれたら、それはかなり穏やかならざる話になるだろう。イスラエルだって黙ってないだろうし…
というか、「日が数えられてるのは株式市場」、かもしれん。日本も……
…原油安が株価の下落を招くもう一つの理由として、産油国が産出費用を賄うために株式を売るという見方も出ています。国際通貨基金(IMF)によると、国の財政収支が均衡する原油価格はサウジアラビアが1バレル83ドル台。ロシアが予算で設定した水準は42ドル台です。ほとんどの主要産油国が現在の原油価格では財政を支え切れません。
そこで市場の人たちに急速に広がったのが「産油国が株式市場から資金を引き揚げるのではないだろうか」という思惑です。産油国の資産運用は秘密主義で実態は不明ですが、中東の産油国が原油の販売で築いた、いわゆるオイルマネーは2兆ドル規模に達するという見方も出ています。
こんなエピソードがあります。原油価格が急落した9日の東京市場で、ソフトバンクグループの株価が急落し、下落率は一時、11%を超えました。理由として挙がったのが「サウジアラビアの政府系ファンドがソフトバンクグループの投資ファンドから資金を引き揚げる」という思惑です。真相は闇の中ですが、いかに市場の人たちがオイルマネーの動向に過敏になっているかが分かります。