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■旧シリーズ45本 4月からBSプレミアムとBS4Kで同時放送!
4月1日スタート 毎週水曜 午後9時00分~
BSプレミアムBS4K放送予定&あらすじ
2020年4月1日(水) 午後9時00分~10時40分[新](1)「殺人処方箋(しょほうせん)」
精神分析医のレイ・フレミングは、患者の若い女優と愛人関係にあった。彼は妻のキャロルから、離婚してこのスキャンダルを公表すると言われ、愛人と共謀して妻の殺害計画を実行する。自宅で強盗に襲われ殺されたように工作し、その後、キャロルに変装した愛人と共に、大芝居を打って完璧なアリバイを作った。放送予定
2020年4月1日(水) 午後9時00分~10時40分
[新](1)「殺人処方箋(しょほうせん)」
2020年4月8日(水) 午後9時00分~10時36分
(2)「死者の身代金」
2020年4月15日(水) 午後9時00分~10時16分
(3)「構想の死角」
2020年4月22日(水) 午後9時00分~10時16分
(4)「指輪の爪(つめ)あと」
2020年4月29日(水) 午後9時00分~10時16分
(5)「ホリスター将軍のコレクション」
2020年5月6日(水) 午後9時00分~10時16分
(6)「二枚のドガの絵」
寅さんシリーズが50作あるため、毎週1回放送するとだいたい1年放送できるということで、BSジャパンで「みんなの寅さん」というのが名物企画でした。
コロンボも旧シリーズは45作、まあまあ1年近くの放送ができるというわけですかね。
ちょっと面白いんだけど、BSプレミアムのこのリンクって、放送が終わるとひっこめて、またコロンボやる時に復活させるのね。だからブクマも「2008年」とか「2013年」のときのとかがあって混乱する(笑)
コロンボ、金曜ロードショーのレギュラー的なコンテンツであったときは、結構見ていました。
やっぱり面白かったですな。今現在見て、純粋に面白い、というのが一番重要ですけれども、ただこの作品は
・初めから犯人とトリックを視聴者には明かして、「さあ、それをわれらが探偵はどう見破る?」という倒叙ミステリーを、世間に一般化させた
・探偵がスマートでカッコイイわけではなく、逆に見た目も態度も一見してやぼったくどんくさい。だが、それを逆手にとっている。(世界的にはブラウン神父が元祖ですかね)
・「ひっかけ」「カマかけ」など、天才的頭脳で機械的にトリックを見破るというよりは、犯人を心理的にゆさぶる過程に重点を置く(だからこそ最初の「倒叙」トリックが光る)
・基本、1回だけ登場する「犯人役」にスターを配置する。
………などなどが、ドラマ、エンタメ史の中でやはり画期をなすものであり……そして、こうやって箇条書きにすると、ほんとに「古畑任三郎」というのは盗作では全くないけど『コンセプト丸丸いただき』だなあと感心させられる(笑)。
いやマジで、それを堂々と公言し「はい、元ネタはコロンボです!!わたしはコロンボが大好きで、尊敬しています!!古畑は、コロンボのオマージュです!!」と認めた上で、コンセプトは同じながらもオリジナルの話を作る。
こういう潔さを、他の創作者も学んでいいのではないでしょうか。
という話、この時に書いたんだっけな。「ゾンビ取りガール」と、そのコンセプト拝借ドラマ。
これは先週か先々週…たぶん11月5日だったかなあ、のTBSラジオ「たまむすび」では「刑事コロンボ」の特集をしてましてね。
http://www.tbsradio.jp/tama954/peak/
11月5日(水)ピークを探せ
さまざまな物事の「数字」にこだわり
その頂点・ピークを探し出して発表するこのコーナー。
今日は、「刑事コロンボ」のピークを探しました。※音声は一週間で削除されます
そこでは
・犯人の犯行、そしてそれを隠蔽するトリックがまず描写され、視聴者は「犯人がどう刑事に追い詰められるか」を楽しむ倒叙型推理物。
・犯人は、大スターの役者がつとめることが多い。
・刑事役は回りくどい質問を浴びせていくことで、徐々に推理の包囲網を狭めていく…
という特徴を紹介。そしてこっちにも話を進める。
【要約】『これを聞いて日本のドラマ「古畑任三郎」を思い出す人もいるでしょう。そうです。脚本の三谷幸喜氏は「大のコロンボファン」だと公言し、古畑はコロンボへのオマージュ、和製コロンボを作ってやるぜ!!というつもりで脚本を書いたと以前から語っています(※だから問題ないのです)』と。
……うむ、自分もそれには基本的に同意しますねん。
お笑い芸人のモノマネでオリジナルの歌手の人気が復活、というのはよくある話だし、「古畑からコロンボを見始めた」という人はそれなりにいる。漫画でも結局、広い意味での「XXXXXもの」という系譜がずーっと続いていてくれてるほうが、オリジナルに当たる作品の寿命も延びる、ということはすっごくあるっすね。
こういうのって、つまりは二次創作ではない二次創作。「1.5次創作」とでも呼んでいいのではないでしょうか。
- 発売日: 2014/05/30
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- 作者:三谷幸喜
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