NHKのニュース記事で、フランスの公共放送のルポを紹介している
患者全員に手が回らず 葬儀も間に合っていない
フランスの公共放送「フランス2」は新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの人が亡くなっているイタリア北部の町ベルガモの様子を伝えました。
それによりますと、町の病院では新型コロナウイルスの感染の確認が日を追うごとに増えていて、治療に使われるベッドはすべて使用中で、「患者全員に手が回っていない」と伝えています。
また亡くなった人を伝える地元の新聞のお悔やみ欄には1ページに20人の写真や名前が掲載されたページが10ページにもわたって続き、「死亡した人の数は昨年の同じ時期に比べて15倍となった」と伝えています。
町では葬儀も間に合っていないということで、父を亡くした女性は取材に対し、「埋葬まで2、3週間待たなくはいけません。依頼した葬儀社はきょうだけで63人分の遺体をひつぎに納めたそうだ」と話していました。
この町では、6人の司祭が新型コロナウイルスの感染で亡くなっているということです。
まことに痛ましい話で、お悔やみとお見舞い、そしてフォルツァ・イタリア(「がんばれイタリア」でいいんだよね。政党名で、支障ありそうなのは知ってるが、ほかの言葉わからんので…)と呼びかけたい。
ただ、一点。
その記事へのブクマで
id:koasdgego さすがに新聞のお悔やみ欄が15倍になるほど死者が出ていたらSNSもある時代に隠蔽なんてできないし日本はイタリアよりマシな状況なんだろうけどなぜ差が付いたのか。自粛圧力がうまくまわったのかな
という指摘があり、
「なるほど」だった。
もちろん、国家体制が北朝鮮の金王朝なみになれば、お悔やみ欄ですらアレだろうけれども。また正式には、金王朝の下では感染者ゼロだっけか。
とまれ、ひとつの盲点だったので、一応共有したいと思い。
ただ「感染者は急増しているのだが、重症・死亡に至っていないのだ」という考え方もできよう。その場合は逆に、なぜ重症化・死亡は防げているのか、も検討しなければならない。