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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「前衛芸術は、それへの妨害(のような)行為に『これもアートだ』と言われたらどうするのか問題」

きのうの「はてなブックマーク」を席捲した、あいちトリエンナーレのある事件(※脅迫で企画展が中心になって容疑者が逮捕された、許しがたい事件とは別物です)についての2記事。
note.mu
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この記事に、2つコメントをブクマでつけた。

「なごやトリエンナーレ」事件について|外山恒一|note

「アーチストの真似とて大路を走らば、即ち…」なんだろうな?/それはそれとして、こういう一件にこそ津田大介芸術監督による事実関係の説明と意見表明が必要かと。

2019/08/12 15:02
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あいちトリエンナーレ「ガソリン事件」の笑うに笑えないハナシ

ほんとに前衛芸術は「一見(或いはどう見ても客観的には)それを妨害するような行為を『これもアートだろ?』と言われたらどうするの」という矛盾を構造的に抱えてて、それへの理論武装が鍵。今回は……?

2019/08/12 17:47
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このコメントに付け加えることはない…んだけど付け加えるね(笑)。


もうひとつの記事へのリンクとブクマ。

togetter.com

「天皇の肖像焼くけど、二代前だから大丈夫だよねwww」津田大介の発言が発掘される - Togetter

ギャラリーフェイクで自称前衛芸術家が、職人が精根込めた額縁を目茶苦茶に壊して「これはナンたらという意味があり」と講釈したが、それは通用するか?って話がありました。※同作が法的規制されるべきでない話は別

2019/08/06 09:12
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実はちょっと、全巻が置いてある筈の実家に戻って「ギャラリーフェイク」探したのだけど、蔵書樹海に紛れこういう時に限って発見できない…

該当エピソードはわかってるの、9巻「されど額縁」。




んで、フジタはこう批判するわけさ。

f:id:gryphon:20190813045929j:plain
ギャラリーフェイク されど額縁 前衛アート気取りへの批判

ただ、この前段階が、今回の一件と似ていて……だから紹介したかったんだが、ちょっと記憶あいまいな部分も含めて書くけど、フジタはこの前衛アーティストを気取った美大生の批判をするために、なんかの手段で、彼の作った作品を粗末に、あるいは侮辱的ともとれるかたちで扱うのだよね。

それに、美大生は当然怒るのだが、それに対してフジタは
「これは‥‥という現代社会の……を批判するという意味合いで……を…したアートだ!!」(※再現は適当です)みたいな、いかにもな講釈を、即興でまとめるのさ。

そして、「・・・・・・というようなゴタクを適当に並べて、これはアートだと言い張ることは、いくらでも可能なんだよ!!」と突き付ける。そんな場面が(当方の記憶では)あるのだ。
まあ、興味ある人は読んでみて下さい。

そう、何かを滅茶苦茶にするようなことで何かを訴える(つもりの)前衛作品。その前衛作品を(物理的に、かどうかはともかく。物理的にやると、多くは犯罪だ)滅茶苦茶にして、何かを訴える”前衛作品”だと称されたら……。



まあ、この「ギャラリーフェイク」では結果的に、その美大生が内心の中で負けを認めて_| ̄|○……だったからそれで決着がつくんだけど「いや、俺のはアートだがお前のは違う!」と言い張ることも可能だし、あるいは「どっちもアートではない」、「どっちもアートである」と主張し続けることもできる……

ある種の解決不能性がある、のもまた事実。だったら即物的に不法侵入や公務執行妨害やら、そういう芸術とは程遠い散文的な何かで「なごやトリエンナーレ」も判断するしかない、のかな。いやまてそれだってアートにすることはできるかもしれない。
これは「宗教における『見なしの自由』」に近いともいえるな。

m-dojo.hatenadiary.com
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