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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

大西巷一『乙女戦争』いよいよ完結へ。中世(銃の登場の時代、でもある)「フス戦争」描く作品

まあ、物語的にもフス戦争が終結しようとしているからな。否応なく、終わりが追加づいているだろう。


自分がそれぞれの作品をどういう経緯で読み始めた?というのは日記でも書いて残せればいいのだけど、そんなことは滅多にない。ただこの作品は、偶然読んですぐに感想を書いたから読み始めた時期が解る。

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2014年。もとは同じ雑誌にあった「弟の夫」を読み始めた際に、ページめくって目についたのだった。それまで「月刊アクション」なんて存在もしらなかったもんな…

現在11巻まで出ていて、12巻で完結なんだとか。

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この作品は、読んでる人はお分かりの通りですが、宗教をめぐる争いであると同時に「銃」という近代兵器、火薬の炸裂で鉛の弾を飛ばすという技術を手にした人間社会が、武芸や騎乗を専門的に学んだ戦闘貴族たる「騎士の時代」を終わらせていく、というところの描写が実に面白い。
信長が長篠で、野戦築城(馬防柵の建設)を大々的に行ったように、そのまま盾、要塞になる貨車で自軍を囲み、騎士の突撃を防いで一斉銃撃で倒す「ワゴンブルグ」戦法がこの時期フス軍(伝説の傭兵ジェジカ)によって開発されたのだという。

そのへんの流れを他の漫画とともに集めたのがこれ。
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