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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「カバチ!」の「新自治会設置編」を紙屋高雪氏はどう読んだだろうか

「ハコヅメ」の流れでモーニングをいくつか紹介するね。
「カバチ!」でここ5、6回ほどかな「新自治会設置編」とでもいうべきストーリーが展開されました。

田舎暮らしに夢を抱いて都会から移住してきた新住民だが、古くからの住民がいろいろと共同体内の仕事をやらせようとしてきて、仕事もある新住民が難色を示すとそれだけで目を付ける。さらには「神社の氏子になるのだから、神社にお金を収めないと」てな(特別な)金銭負担まで要求し、それを断るとごみ収集などの住民サービスを受けさせなくなる。
それを行政書士の主人公に相談した新住民は、行政書士から「別の自治会を、あらたに発足させると言う手段がありますよ」と提案されーーー

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カバチ! 新しい自治会は設置できるか

という話で、紆余曲折がいろいろあって、行政との交渉も一筋縄ではいかなかったが、なんとか発足。
その時の交渉次第もおもしろく、最初から法律論で「設置できますよね?当然ですよね?」というスタンスだと難航しますが、「実は前例や他市町の例を調べてみたんですわ。問題ないってところが大部分です」

「それに…このままだと住民が議員を通じて『陳情』するかもしれまへんで。そっちのほうが厄介でしょ?」というと、話がちゃんと動き出す(笑)

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カバチ! 行政には前例と、議員の存在が有効?
ありそうな、ありそうな。
さらにここから「学校でも第二PTAが作れないかしら!」なんて話にもなっていくのですが、それは本編で。

さて、タイトルの話ですけど、こういった本がある

これは漫画評論家、書評家として有名で、はてなブロガーのひとりでもある紙屋高雪氏の、別ジャンルの著書だ。
関連した内容はブログでも読める

kamiyakenkyujo.hatenablog.com
kamiyakenkyujo.hatenablog.com
kamiyakenkyujo.hatenablog.com
kamiyakenkyujo.hatenablog.com

あるいは、ブログ内を「町内会」で検索するとよかろう。
kamiyakenkyujo.hatenablog.com


カバチ!が逆に氏らの著作を参考にした面もあるんじゃないか?とも思わないではないのだが、まぁとにかく、漫画評論家兼町内会評論家(?…というか実際に町内会長を務めた実践家なのだが)という人がいて、人気メジャー雑誌にまさにそういうテーマで漫画のミニシリーズが展開されたのだから、何か感想あるのかなー、と思ってみていたが、このシリーズは、ちょうど氏がまた別のジャンルで多忙だった時期でもあった(笑)

www.nishinippon.co.jp

余談だが、こんな横顔紹介記事もある

www.nishinippon.co.jp
 漫画評論家、作家、オタク、イクメン…。今は市長を目指す候補者。「福岡市は経済成長したが、果実は一部にしか届いていない。99%のための政治をしないと間に合わない」。口調は穏やか。だが弁舌は鋭い。

 反骨心の原点は愛知県での高校時代。「学ランのボタンを開けてはいけない」と定めた校則への反対運動の先頭に立ち、規則の撤廃に成功した。「やれば社会は変わるんだ」と知った。18歳で共産党に入り、京都大法学部卒業後は党職員に。市議団事務局では政策立案に深く関わってきた。

 自他共に認める「オタク」。漫画と本に月額3万円使う。本棚からあふれ、しぶしぶ一部を電子書籍に切り替えた。本の読みすぎで眼を痛め、眼帯姿で出勤し同僚を驚かせた。

 自称「ロジック大好き人間」でもある。憧れは第2次世界大戦中の軍隊生活を描いた大西巨人さんの小説・漫画「神聖喜劇」の主人公東堂太郎。法令を根拠に不条理に立ち向かう架空の人物だ。「そういう生き方ができたらなあ。毎日朗読しています。声を上げて」

 紙屋高雪ペンネームで漫画論評のブログを書く。作家としての著書は5冊。2015年までの5年間、自治会長を務めた体験を記した「“町内会”は義務ですか?」は、「会費なし、義務なし、手当なし」の新自治会を立ち上げた教訓が関係者の共感を…(後略)

ついでに、この市長選で同氏に対して「福岡市という巨大行政の長の立場に立候補した立場からの、青少年健全育成のための表現規制、出版物販売規制への考え」が質疑され、争点になったりしたらまた面白かったかもだが、あったかもしれないが、さすがに枝葉の話なので少なくとも報道で把握はできてない。



本題に戻って…
まあ、自分も経験があるが、自分の関心や経験に100%ダイレクトにつながるようなフィクションとかの紹介や感想って、実は書きにくい部分もある。むしろ5割~7割ほど重なった中で、自分の興味の分野を「…という面からも面白い!」「実は〇〇というテーマを論じた作品としても読める!」と紹介したり、書いたりするほうが書きやすかったりするんだよね。

ただ、最新号でシリーズ完結したばかりで、単行本は今後出る。
そんな機会もあることだし、「町内会問題に詳しい紙屋高雪氏なら、カバチ!!!の「新自治会結成編」をどう読むだろうか」という関心や期待を勝手に表明しておく。また、どちらかが面白かった人は、もう一方をどうぞ読んでみてもらいたい。