漫画家本vol.5 河合克敏本 (少年サンデーコミックススペシャル)
- 作者: 河合克敏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/07/18
- メディア: コミック
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時代を超える青春漫画の巨匠を徹底分析!
【前口上(序文)】上條淳士
【グラビア】仕事場写真紹介
【イラスト】カラーイラストギャラリー
【インタビュー】超ロングインタビュー(聞き手/島田一志)
【対談】河合克敏×安西信行
【エッセイ】上橋菜穂子【特集/河合克敏作品を読む。】
(作品論)碇本学/近藤哲也/小林聖/黒木貴啓/浅野智哉/吉田アミ
(ゲスト)木尾士目/阿部共実/モリタイシ/藤木俊【インタビュー】初代担当編集者インタビュー
【エッセイ&2コマ漫画】正木秀尚【元アシスタント大集合!(イラスト寄せ書き)】
玉置一平/寒川一之/木根ヲサム/宗我部としのり/大和川/永野
真央/倉薗紀彦【デビュー作品(コミック)再録】「爆風GIRLS」
【全作品解題】島田一志
【編集担当からのおすすめ情報】
まずは、久しぶりに河合先生が描いた「帯ギュ」の5人の表紙絵をご覧下さい。
そして、デビュー前の苦労話や代表作3本について熱く語って頂いた超ロングインタビュー、上條淳士、上橋菜穂子、木尾士目各氏のコラムなど、読みどころ満載です!
俺的には「柔道vsレスリングの異種格闘技戦をすごい迫力で描いた作品」なんだよね
とにかく「帯をギュッとね!」は『「柔道vsレスリングの異種格闘技戦」を最高水準で描いた異種格闘技マンガの金字塔』として位置づけられる。
この話、何度も書いた気がするが、どこにあるかな
ああ、ほんのちょっとやんけ
…実は作品紹介、もしくは「架空名勝負列伝」ともいうべきシリーズを作りたいと思って保存したデータだが、いい機会なのでついでに紹介しよう。
技術論をドラマに組み込むことでは新鋭・ひぐちアサすらまだまだ及ばない第一人者(柔道、ラジコン、競艇、書道なんでもござれ)河合克敏の「帯をギュッとね!」では、高校の都合で中学までやっていたレスリングができず「じゃあ柔道の中でレスリングの強さを見せてやる!」と、たった一人で異種格闘技戦に挑む長谷という選手が出てくる。
これと主人公の側(軽量級の、なんつったかな?コメディ担当の脇役だ【補足】指摘あり、宮崎茂)の試合が、30巻に及ぶシリーズの中でも屈指の名勝負となっている。
アマレス野郎長谷がレッグダイブ(両足タックル)、巻き込み一本背負い、がぶりからのパンケーキ、とトリッキーかつ柔道ルールで合法的なレスリング技を出せば、名前忘れたチビの脇役(※宮崎茂)は巴投げ、絞め技など、アマレスでは見られない技で対抗する。その結末も含め大変スリリングでドラマチックだ。えーとね、何巻だったかな?
今、書店にあるのは文庫版だろうが、コミックス版はちょうど一巻で、この巻だけ読んでもらってもいいんだよな。
古本屋で探してみてください、表紙が長谷だ。17巻だったか22巻だったか・・・(補足:答えは20巻)
▼第1話/サバイバルゲーム▼第2話/決勝トーナメント▼第3話/寝技のスペシャリスト▼第4話/立ち技勝負!▼第5話/異端児・長谷達也▼第6話/対アマレス作戦▼第7話/長谷、本領発揮▼第8話/柔道vs.レスリング
- 作者: 河合克敏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/01/01
- メディア: Kindle版
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うーん、ネットの立ち読み可能箇所、つまり冒頭には描写無いんだよなあ…残念
https://www.cmoa.jp/title/310/vol/20/
ただし、
何度もいうが、この20巻1冊だけ買うと、独立した短編的なものとして、この「死闘!柔道vsレスリング」が楽しめるのではないかと思う。
あとは
twitterで画像を紹介しただけだっけかな?
ちゃんと、もう一回詳しく紹介しよう・・・・・・・・・
変則柔道の特集togetter https://t.co/njFbsw8Rj6に参考資料として「レスリング選手がそのまま柔道に転向」という設定の「帯ギュ」長谷川の画像を貼ろう。
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2016年8月3日
同趣旨の設定は多いが、この個所はレベルが段違いの傑作。 pic.twitter.com/0UDlW5GZw9
https://t.co/eMxzb9rd17
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2016年8月3日
で紹介した「帯ギュ」の選手、長谷川じゃなくて長谷か。お詫びして画像を追加しよう。
この試合は、個人的には漫画、小説など全ての「架空試合、架空戦闘」中の、ベストバウトのひとつ。 pic.twitter.com/QHxyIcWI43
このまとめに収録していた。
リオ五輪直前!60㎏級・高藤直寿の「背負い肩車」など「変則柔道」に注目! - Togetter https://togetter.com/li/1007744
こんなやり取りをした
帯ギュの世界には先輩がいないので上下関係もなく体罰を行うような厳しい顧問もいない。リアルではないけど、河合先生の思うあえての理想の世界だったんじゃないかな。「アンチスポ根の楽しい部活動」をあの時代に提案したまさにNEW WAVEな柔道漫画だったんだと思う
— マチカ (@bzpni) 2018年7月17日
たしか先生ご本人は「中学まで楽しくやっていたけど、高校は顧問の方針と合わずに柔道を辞めた」んでしたよね。https://t.co/JLQvLL9uw3
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2018年7月17日
そういうようなことをおっしゃっていたと思います。体罰まがいのしごきや体を壊すような無理なトレーニングのないこうあってほしかった柔道部なのかなと思いました。
— マチカ (@bzpni) 2018年7月17日
だから最近始まった柔道漫画「柔のミケランジェロ」ともつながっているんだよな、どこかで。
- 作者: カクイシシュンスケ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2018/05/29
- メディア: コミック
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