すでにtwitterで発表し、おかげさまで俺基準では十分バズった話なのだけど、ブログ用にツイートを抜き出しておいときます
いま松田奈緒子氏の「重版出来!」11巻読んでいたのだが、ちょっと雑誌では気づかなかったことあるのでメモ代わりに。60、61話に、雑誌の看板漫画家かが芸能人との2ショットを撮られて騒動になる話があるんだが、その雑誌名が「週刊パトス」…。
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2018年6月4日
分かる人はこの雑誌名でピンとくるでしょ…(続く) pic.twitter.com/zkYEh9YTGz
2:そう、ゆうきまさみ「機動警察パトレイバー」で篠原重工と警察の癒着疑惑を追及した記者・梶川が拠って立つ「一流の低俗」雑誌。と称され、後藤隊長に「わあすごい」と言わしめる過激な女性グラビア(笑)も、閣僚の首を飛ばすスクープも共に載せる。
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2018年6月4日
有名な内海のセリフもこの雑誌を評したもの。 pic.twitter.com/dmB1GJUgdn
3:ま、ゆうきまさみ氏自身も別の作品「白暮のクロニクル」で登場させてるし、ゆうき氏は月刊!スピリッツにも連載していたし、担当編集者ヤマウチナオコ@Na0oCo 氏による接点もある。ひとつのお遊びとしてはあってもおかしくないのだけど、ただそれを超えた意味も一寸ある。(続く) pic.twitter.com/qgehr9jRd5
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2018年6月4日
4:それは数年前「フィクションの中に実在企業を登場時の制約」が話題になったとき、ゆうき氏は逆に自分のフィクション企業名「シャフト」がのちに実際の企業名になった被害者として(笑)ぼやきつつ「誰かの漫画で、こういう企業名が出てきたら嬉しい」と語ってたのだ (続https://t.co/lNQUvBoaVX
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2018年6月4日
5:詳しくはこれら参照。https://t.co/yEdZKWvjVhhttps://t.co/kLAD8L4gU8
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2018年6月4日
「架空世界の構築や広がり、クロスオーバー」に興味を持ち続けている自分としては、まさにあの時の有言実行というか、提案が現実化した!とすごく感慨深かったのです。以上「週刊パトス」という誌名からの雑談でした(了)
この『重版出来!』に「週刊パトス」が登場した時は、担当からゆうきさんにご相談しまして。一瞬でご快諾いただきました。
— ヤマウチナオコ (@Na0oCo) 2018年6月4日
「週刊パトスの名前、いくらでも使ってください!」とのことです、全国の漫画家のみなさま!(笑) https://t.co/VIZ5uBkBZc
※上に収録したツイートは基本的に
このまとめの後半にも収録しています。
スクエニ問題を契機にした、フィクション内の実在組織・建物・商品登場に関する創作者らの考え - Togetter https://togetter.com/li/703085
この一連のツイートがバズった理由に関しては、取り上げてる作品の力が大きいのだろうけど、同時に「架空の世界が拡大し、徐々にリアルさが増していく」とか「架空の世界がクロスオーバーしていく」話って、やはりどこかで皆さんの琴線に触れる何かがあるからだと思うんだよね。
過去ブログでそういうクロスオーバーについて語ると、はてブなども多かったし。そうじゃありませんか?
拙ブログでこういう、設定やクロスオーバーの話題、さらには「物語とは何か」について考察した記事のリンク集です。
「同一作者の、複数の作品世界が交錯する事例」のまとめ(コメント欄・ブクマを含めて一体のまとめです)【クロスオーバー】 - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
新作のホームズ映画に著作権者が怒る「ホームズとワトソンを、同性愛っぽく描くな!」 - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
追記「絶対可憐チルドレン」にも週刊パトスは登場したが、これは偶然の一致とのこと
(エアリプで正直な告白をしますが、私はゆうき先生のファンだし当時全ての作品を拝読していたものの、「週刊パトス」という架空の雑誌名に関しては先生の作品から拝借しようと意図したわけではなく、小学館発行の週刊誌である「週刊ポスト」をもじっただけです)
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン最終巻(63巻)9/17解禁 (@Takashi_Shiina) May 11, 2014
@Takashi_Shiina 絶チルで薫が読んでいたのを「週刊パトスキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」と見てて、今回つい反応しましたが、「毎朝新聞」形のもじりが偶然一致だった訳ですね。将来「パトス」もメジャー化する予感…?
— はのい@肉球新党・立憲もふもふ党 (@hanoi740910) 2014年5月13日
追記 自分もこういう”二次創作”で同誌に登場してもらった。
そういえば…
「はじめまして、週刊パトスの梶川です。お会い頂き有難うございます」
「パトスさんが碁の取材なんて珍しいよね。それも俺にって、何の用?」
「いえね、あたしもケチなスキャンダル専門で、囲碁には疎いんですが…ただ進藤さんの経歴が面白くて」
「進藤さんは、専門の師匠さんとかいらっしゃいませんでしたよね。独学で突然出てきた、異色の経歴なわけで」
「それは佐為…い、いや、『才能』!才能だよね、まあはっきり言って」
「ただ…、ちょっと変な噂を聞きましてね」
(後略)