アメリカのジレンマ 実験国家はどこへゆくのか (NHK出版新書)
- 作者: 渡辺靖
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/07/09
- メディア: 新書
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これの30Pに、その事実は記されている。
日本国憲法の24条には、婚姻は「両性」の合意のみに基づいて成立するとある。これは色々な解釈があるようだが、字義通りに解釈すれば、同性婚は認められないことになる。そのことをくだんの保守派のアメリカ人政治家に話すと「日本国憲法はこんなに素晴らしいのか。アメリカは見習わなければいけない。絶対にこの憲法は守ってくれ」と、すぐに護憲派になった。
http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM
第24条 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。
もちろん、このブログでも何度も書いてますが、憲法や法哲学の専門家の議論では「両性」と書いてあっても、それは同性婚を禁止しているものではない、と考えられるとの説もある、のだそうです。
実は素朴に聞いてると、その説も「そうなんかなー?」と思わんでもないが、詳しくは大屋雄裕氏と木村草太氏に聞いてくれ。
憲法24条(”両性の合意”)と同性婚の整合性〜大屋雄裕氏、木村草太氏 - Togetter https://togetter.com/li/531566