【日曜民俗学】
ブラジリアン柔術は、帯で青帯だか黒帯を獲得すると、それを祝って新しい帯で昇格者を叩くという「帯叩き」の儀式が伝わっております。
柔術独特の儀式である「帯叩き」に、ハードコアなバージョンが追加される。なんかもうすっごいですね。https://t.co/JkmYJInB5S
— 岩井洋一(柔術新聞 速報版) (@busujiujitsu) 2017年10月12日
ちなみに「帯叩き」、歴史は意外と浅く1990年代中頃からだそう。ファビオ・グージェウが「あれは1988年に俺の道場で遊びでやったのが始まり」と主張していますが、一般的には元海兵隊員で「アメリカ最初の黒帯12人衆」の1人、クリス・ホーターがマチャド道場で始めた、という説が有力。 pic.twitter.com/93lehaE8nl
— 岩井洋一(柔術新聞 速報版) (@busujiujitsu) 2017年10月12日
クリスは「あの頃は軍隊帰りだったし、若くてアホだった。だからイジメ儀式みたいなのやって遊んでたんだ。気付いたら儀式が広まり過ぎて、俺の手に負えなくなった」。またもう一人の起源主張者であるグージェウは帯叩きを「インスト人生最大の失敗。何百人の潜在顧客を失っただろう」と評しています。 pic.twitter.com/crydein2DT
— 岩井洋一(柔術新聞 速報版) (@busujiujitsu) 2017年10月12日
確かに帯叩きみたいな、鞭打ちを想起させる痛そうなヤツって、ブラジル人が始めたというよりは、海兵隊発祥(?)と言われるとしっくりくる気が。ちなみに普通やりたくない人はやらないでいいのでご安心を。自分もやられた事ないです。 pic.twitter.com/STGgrdiPNk
— 岩井洋一(柔術新聞 速報版) (@busujiujitsu) 2017年10月12日
こういうのってハードコアな体験を喜ぶ外人さんとかに人気ありますよー。ハラキリと同じで東洋の神秘です。
— 岩井洋一(柔術新聞 速報版) (@busujiujitsu) 2017年10月12日
まんま、柔道部物語の「セッキョー」や「おはつ」やないか。https://t.co/1Msun8ivGo
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2017年10月12日
クリスは「あの頃は軍隊帰りだったし、若くてアホだった。だからイジメ儀式みたいなのやって遊んでたんだ。気付いたら(「帯叩き」の)儀式が広まり過ぎて、俺の手に負えなくなった」 pic.twitter.com/JpyFlKumC3

「伝統のように見えたことが実はほんのわずかな期間にうまれたものに過ぎない」という話はナショナリズムや近代の話ともつながり追及されることも多い。
神前結婚式から学校唱歌、運動会から専業主婦・・・・・・
「伝統」という言葉は当然のように、「遠い昔から受け継がれてきたもの」と思われている。だが、「伝統」とされているものの多くは、実はごく最近、それも人工的に創り出されたのだと本書は言う。本書は、おもに英国におけるそうした実例をとりあげ、近代になってから「伝統」が創り出された様子を追う。
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井上章一もそんな話ばっかり書いてきたな

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「帯叩きの伝統」も、この延長上に位置づけられるかもしれないし、位置づけられないかもしれないし、そもそもどうでもいいかもしれない(笑)