ポプラン「カイザーを、守るために、フェザーンで、地球教徒と、戦う」
アッテンボロー「何だあ?」
ポプラン「いくつかの文章を、文節ごとに分解して、バラバラに組み合わせる言葉遊びがあるだろう?
アレを思い出すぜ。こんな場所でこんなことをするなんて、つい50日前には想像もしなかった。生きていると退屈しないでいいな。」
http://neoending.web.fc2.com/anime/kagyou/gingaei4.htm
という場面がありましてね。タイトルにした話も、かなりたいがいというか、よく考えたらほんとに数年前まで、想像の外だったんじゃありませんかい?
モンゴル帝国のように、いまやメディア界を世界規模で侵略しようとしているネットフリックス。あとはアマゾンとの決戦か・・・・・。
ほんのちょっと前まで、既存の帝国を打倒して秦帝国を築くのは「ニコニコ動画」だろうと思われてたのに、それは北遼、契丹、金のようになってしまった(笑)
それはともかく。
インタビューというのは…とくに「吉田豪のインタビュー」というのは、面白いことは保証付きなんだけど、
http://miyearnzzlabo.com/archives/tag/yoshidago
それなら、そのインタビュー風景を撮影しておいて、映像コンテンツにできないかしら?というのは、そりゃ誰でも思うだろうね。
しかし、それは「トーク番組」と違うの?と言ったら、たぶん違うんだろう。 吉田豪氏のインタビューは、そりゃ文字起こしの部分、構成の部分でも工夫を凝らしているには違いない。
今回の明石家さんまのフィリックスCMだって、さんまのリアクションや表情がCMとしての商品価値を持つのは、十数時間も回した映像の中からここぞ!を厳選して編集したからで、たとえば吉田豪のインタビュー風景をノーカットでそのまま流したら、それほど面白いものにはならないかもしれない。
ただ、「記録する者たち」的には、やはりその映像が残っているとうれしいのは間違いない。往年のスターやレスラーで、今は亡き方だったりしたら、それだけで涙ものだもの。
youtuberの語りとかもちょっとつながっているんだけど「語り」「質疑応答」そのものが、どれだけのコンテンツの価値、商品価値があるのかは、今わかるようでわかっていない。
また、ちょっと離れたところに「資料価値」もあるので、またややこしい。
吉田豪に限らず、インタビューというものを生業にする人は、
「このやりとりの音源は資料価値(商品価値)があるんじゃないか?残しておくべきでは?」
「このとてもはずんだ会話、撮影しておけばトークショー番組として成立したな…」
というところを、今後は考えておくべき必要があるんじゃないかなあ。
この問題意識は、ずーっと持ち続けている。まもなく1000本になろうという自分のtogetterまとめの初製作は、このテーマでした。やり方がわからないまま、試行錯誤したっけ。
ジャーナリストの貴重な取材資料を、どう保存し後世に残せるか(猪瀬直樹氏) - Togetterまとめ https://togetter.com/li/53506
猪瀬直樹が木村政彦やシャープ兄弟にインタビューしたときの音源や映像がとりあえず物理的には残っているらしい。探せばあるらしい。
力道山を書いたとき(『欲望のメディア』)に、米国でシャープ兄弟にインタビューしたがそのとき現地でテレビクルーを雇って撮影したビデオがどっかにあるはずだが…、と覚束ない。 RT @gryphonjapan @inosenaoki 膨大な取材記録の管理状況はいかがなでしょうか。
— 猪瀬直樹/inosenaoki (@inosenaoki) 2010年9月24日
その一方で、ターザン山本氏の持っていた資料の多くが…
いや、送り先の相手が無事であったのだから、まさに「うまや火事」。これは、幸いな話でした。
さらにいうと、ちょっと皮肉な神様の温情があって…
@gryphonjapan ちなみにターザン山本氏は最近、家を引き払う時に週プロ時代の取材テープを側近に(おそらく二束三文で)売っ払ってしまいましたね。
— 高崎計三 (@solitario_k) 2010年9月25日
そう、2010年のちょっと前、まさにひっこす時にターザンは二束三文で売却。
読んだときはなんてことを!だったが、その後のターザンが手元に残した資料の運命を考えると、売られた資料は、津波被害を逃れた貴重な後世への遺産・・・・・・・・・。
ネットフリックスが「大物コメディアンがインタビューを受けてる風景はCMになる」と考えた慧眼から、そんなふうに連想が及びました。
あ、でも、「インタビュー風景がCMになる」と考えた先駆者はこっちだ(笑)
【記録する者たち】
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