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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

鉄人漫画家・細野不二彦の新作は「大人の日常居候SF」? この男、まじで「平成の手塚治虫(+W藤子)」になる気か?

まずは作品そのものを。

話題騒然、細野不二彦氏による新連載・日常系SF『バディドッグ』!
2/25発売のビッグコミック5号での第2話掲載にあわせて、コミスンでは第1話を無料公開します!

時は2018年。米国で極秘開発中のAIが暴走、核ミサイルが全世界へ発射されそうになる事件が勃発。その1年後、日本の冴えない中年男のもとに...?

http://comic-soon.shogakukan.co.jp/blog/news/big-hosono-fujihiko-buddydog-preview-1/

さて、無料公開版、お読みになられたでしょうか?

これを機に、ちょっとtwitterでやりとりました。

※補足資料
 

アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)



ちなみにこれを始めるからか、「ヒメタク」は一応終わらせました。

オバQドラえもんなどの「居候日常SF」、大人向けにできたら画期的かもかも。

日本SF史と漫画史の中に、公然とか非公然とかは知らないが、あまりにも巨大な位置を占める「ふしぎな居候」を主軸とした「日常SF」。

藤子不二雄という天才によって、幼き少年少女のすばらしい友であり続けた。
そして、高橋留美子という別の天才によって、思春期の少年少女(※前者が主体(笑))にとっても重要なモチーフになった。


…そして以下は、うそかまことかわからない、なにしろ岡田斗志夫氏から聞いた話だから(笑)
少年サンデーは、ゴールデンボーイ、期待の超大型新人だった細野不二彦に「君なら、新時代のドラえもん、ポスト・ドラえもんを作れるはずだ!」とサジェスチョンされて、そして生み出したのが「GU−GUー ガンモ」だったいう話を、岡田氏はBSマンガ夜話の中でしていたのであった。
結果としては、ホームランとは言えないが、アニメにもなりサンデーでも主軸作品になりで、まあ綺麗に二塁打、或いは三塁打を放ったですよね。


・・・・・・・・そして、読者も作者とともに年をとる。
生活と人生体験を経た作者と、読者が、仕事や健康や家族関係などにさまざまな悩みや葛藤を抱える「中高年」に向けて、「不思議な居候」を中心にした日常SFを描けることになったら、それはきわめて画期であるという気もします。
藤子・F・不二雄氏は、最晩年に、ひょっとしたら連載も視野に入れていたかもしれない、まさに「大人の居候日常SF」になったのかもしれない「異人アンドロ氏」という作品を描いた。
連載・連作になりそうな雰囲気も満々だったと思うが、氏の急逝によって、それは物理的に終わった。

http://koma1991.info/sakuhin/fujikoffujio/5284/
「異人アンドロ氏」とはSF短編の1つで最後の作品。藤子・F・不二雄の名義で書かれている。
本来ならシリーズものとして描かれる予定だったが、Fが亡くなったので絶筆となる。


自分は以前「細野不二彦は平成の手塚治虫になりつつあるし、また本人もそうたらんとしているのでは」と書いた(後述)けど、藤子・F・不二雄まで自らに取り込もうとしているのだろうか…。

再論・細野不二彦はすごい作家なのに「語られ方」がそれに見合っていないのではないか

漫画専門誌や一般紙の書評でもそうだが、
それのオルタナになるべきネットですら少ない。

そんな中で、金字塔というべき細野不二彦論がある

細野不二彦の最近の仕事量とジャンルが凄い。「手塚治虫後継者戦争」は細野vs浦沢直樹の一騎打ち? - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140916/p3

すまん自作自演の自称だ(笑)。

だけど250以上のブクマをいただいてるねんで。「細野不二彦」でグーグル検索しても上位に出るねんで。
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/gryphon/20140916/p3


上でtwitter上のやり取りされている方は、SNSに主な活動の場を移されたんで更新はあまりされていないが、はてなーの1人だ。

http://satetsuginokikakuha.hatenablog.com/
そこの2011年の記事がある

細野不二彦を読み直し中 - さて次の企画は http://satetsuginokikakuha.hatenablog.com/entry/20110527/1306485886

その他ブログ内を「細野不二彦」で検索してもらいたい。

しかし、やっぱそんでも足りない感がありますよね。

そこで、人力検索はてなとまた連動してみました。

ネットで読める、優れた細野不二彦の作品論・作家論などを教えて… - 人力検索はてな http://q.hatena.ne.jp/1488427318

こちらで回答していただいても、幸いです。いいこたえには、はてなポイントを。

細野不二彦は「東京」「都会っ子」「慶応ボーイ」「スタジオぬえ」などのキーワードが欠かせない。

wikipedia:細野不二彦
細野 不二彦(ほその ふじひこ、1959年12月2日[1] - )は、日本の漫画家。東京都大田区出身[1]。慶應義塾高等学校慶應義塾大学経済学部卒
来歴[編集]

大学時代からスタジオぬえで活動[3]。大学在学中の1979年、『マンガ少年』(朝日ソノラマ刊)掲載の「クラッシャージョウ」(高千穂遙原作作品のコミック化)でデビュー[4]。単発だったが好評のため継続した。

1980年に『恋のプリズナー』[5]で『週刊少年サンデー』に初掲載[6]。以降1980年代は同誌系誌を中心にコメディーを発表。この時期連載された『さすがの猿飛』、『どっきりドクター』、『GU-GUガンモ』のうち、『さすがの猿飛』と『GU-GUガンモ』は当時フジテレビ系列でテレビアニメ化された。『どっきりドクター』も連載終了後かなり経った1998年にテレビアニメ化された。

で、上でやり取りした方は、この前かく語った。

http://b.hatena.ne.jp/entry/292036349/comment/otokinoki
「まんが画廊」「パラレルクリエイション」「スタジオぬえ」「伸童舎」etc.の関東オタク集団あたりを扱う企画、ようやく動き出しつつあるのでしばし待たれよ。