「オールラウンダー廻」を完結、そして番外編における最終回がいろんな意味で衝撃的だった(笑)遠藤浩輝氏。
オールラウンダー廻。最後の余韻が番外編で台無しだよああもう!!!素振りやってくる!!
— バケツ@6月11日甲冑戦闘訓練会開催 (@Baketu_head) 2016年5月24日
最低な最終回と絶賛されてるオールラウンダー廻の最終巻を買ってきました pic.twitter.com/ALygVYCmAZ
— ゆぐ (@uxit_x360) 2016年5月23日
「最低な最終回と絶賛されている」という言いぐさが端的に表現されているな(笑)
全日本アマチュア修斗ライト級決勝戦。共にダメージを負うメグルとタカシ。一歩も譲らない二人の戦いも最終ラウンドを迎える。支えてくれたジムの指導者や仲間たちが見守る中、頂点に立つのはどちらだ。立ち技だけではなく寝技や柔術、レスリングの的確な描写はプロの格闘家もうならせる本作もついに完結です。番外編2本を収録した最終巻。1〜18巻と揃えてあなたのお手元に是非。
それはともかく。
氏が、こんなツイートをしておられた。
リヴァイ×ハンジ萌えは高身長女子と低身長男子という括りは実はフックで、実情は諌山氏がハンジの性別を曖昧にした事によるトランス感とリヴァイのツンキャラっぷりだが、原作者がコントロール出来るのは実はここまで。ここからはアニメ制作側と腐の方々のイマジネーションが生んだ奇跡だと思う。
— 遠藤 浩輝 (@hiroki_endo) 2016年5月31日
もっと言えばハンジというキャラの革新性に対してもっとこの国のフェミニスト達が批評対象にせんといかんだろ。いや、してるのかもしれんが、世間一般に対する訴求力がまだ足りない。
— 遠藤 浩輝 (@hiroki_endo) 2016年5月31日
んで、それを受けてミーとこういうやり取りを。
こういうキャラクターというのは「新しいパターンを、面白いキャラクターを!」という純粋な創作論から出てくるのか、或いはフェミニズムや個人の自立などの「思想」があってこそ出てくるのか、それが以前から分からぬ。https://t.co/FuT7c6kBaO@hiroki_endo
— gryphonjapan (@gryphonjapan) 2016年6月1日
@gryphonjapan
— 遠藤 浩輝 (@hiroki_endo) 2016年6月1日
たぶん前者。それもメインキャラクターが出揃ってからのバリエーションとして考える中から生まれるケースが多いと思います。
「面白いことを考えていたら、自然と偏見を打破してたんだよ!」というのも、それはそれですごいことですね。
— gryphonjapan (@gryphonjapan) 2016年6月1日
そういえばミカサも、「マジな戦闘力が高くて、好きな男の子を守ってあげる」という描き方が、男女の描写として非常にいい、という評価があったな。@hiroki_endo
一番くじ 進撃の巨人 自由への進撃 C賞 ハンジ フィギュア
- メディア: おもちゃ&ホビー
進撃の巨人 ハンジ フィギュア アニメ グッズ プライズ 立体起動装置 模型 タイトー
- メディア: スポーツ用品
ねんどろいど 進撃の巨人 ハンジ・ゾエ ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
- 発売日: 2019/09/28
- メディア: 付属品
この話は、頑張ってかいたのだけどあまり話題にならなかったこの話の延長戦です。
高度に発達した「テンプレ破り」は、ポリコレと区別がつかない(俺は)。女性、民族キャラクターなどを例に…… - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20160508/p3
・エンターテイメント(に限定します)は、面白いものを追っていくと、キャラクターの「テンプレ」ができる。
・それは往々にして、人種や国籍や宗教や性別や趣味に関する「ステロタイプ」を作ったり、それに乗っかっていたりする。
・それが思想的に批判されたりする。
・そんな思想とは別に「このパターンはもうマンネリだ!敢えてずらして正反対のキャラを描くぜ!」という人が出てくる。
・さらには「どうせならかわいい女の子(男の子)にこの役やらせたいわ!普通のテンプレなら、おっさん(おばさん)の役だけどな」てな動機もある。
・結果的に「若い女性のマッドサイエンティスト」とか「少女だが寡黙で戦闘力が最強。幼なじみの男の子をその武力で守ってあげる」「若い男だけど綺麗好きで掃除大好き」とかの「テンプレ破り」が生まれる。
・それがフェミニズムなどの思想的にも評価される。
いや、それでいいんならいいんだけどさ!!!!
たとえばこれはこれで一巡すると、「やっっぱり俺は王道中の王道、ベタと言われてもそれを進むぜ!!男はかっこよく、強く、女の子を守ってあげる!!女の子は優しくて、料理、掃除が得意で……」というクリエーターさんも出てくるじゃないですか。
パターンを「敢えて」破って思想的に褒められる人と、パターンを「敢えて」守って思想的に批判される人と、どう違ってくるのかなあ…と。
それが以前の記事の問題意識だったのだが、上の遠藤浩輝ツイートから再度思い出したので語った。