Reading:米短大で10人死亡「キリスト教徒か尋ね発砲」 NHKニュース http://nhk.jp/N4LW4IpA
現場にいた女子学生は地元のメディアに対して、「男は教室で発砲する前に学生を立たせて信仰する宗教を尋ねていた」と証言したほか、けがをした別の女子学生の父親もCNNテレビのインタビューに娘の話として、「男は学生一人一人にキリスト教徒かどうかを尋ねたうえで、キリスト教徒の学生に『すぐに神様に会えるからよかったな』と言ったあと、発砲した」と語りました。
米短大で銃撃 「宗教聞いていた」との情報[NHK]
10月2日 12時06分アメリカ西部オレゴン州の短期大学で1日、男が銃を連続して発砲する事件があり、合わせて10人が死亡しました。男は発砲する前に学生たちを立たせ、信仰する宗教を聞いていたという情報があり、警察は犯行の詳しい動機を調べています。
オレゴン州西部のローズバーグで1日午前10時半ごろ(日本時間の2日午前2時半ごろ)、短期大学「アンプクワ・コミュニティー・カレッジ」に男が侵入し、銃を連続して発砲しました。
地元の警察によりますと、この事件でこれまでに10人が死亡、7人がけがをし、このうち3人が重体となっていて病院で手当てを受けているということです。
オレゴン州の知事によりますと、銃を発砲したのは20歳の男で、大学からの通報を受けて現場に駆けつけた警察と撃ち合いになり、その後、死亡しましたが、男が死亡した10人に含まれているかどうかは分かっていません。また、地元の新聞は、事件の現場に居合わせた女子学生の証言として、男は教室で発砲する前に学生を立たせて信仰する宗教を聞いていたと伝えました。
警察は、男が犯行に及んだ動機について詳しく調べています。
お悔やみ申し上げるしかない。
遺族の悲しみも到底察し得ないながら、支えのあることを。
犯人が責任能力が問えるかも含めて、厳正な捜査を祈りたい。
ただ…毎日も報じているように
米メディアは容疑者の男はキリスト教徒を狙って撃ったという負傷者の目撃証言を報じた。
(略)
負傷した女子生徒の父親はCNNに対し、「拳銃を持った男が学生に向かってキリスト教徒は立つよう命じ、神にすぐ会えると言って射殺した」という娘の目撃証言を明かした。
なら、キリスト教徒という、アメリカで圧倒的な多数派を対象にしていたことになる。
アメリカ人「どの宗教にも属さない」が22% 宗教事情はどう変わったのか(調査結果) http://www.huffingtonpost.jp/2015/03/16/9-facts-on-the-shifting-american-religion_n_6875738.html
「ピュー研究所が2007年に実施した調査によれば、「どの宗教にも属さない」と答えた人は16%であり、キリスト教の78.4%に続いて2番目に多かった。ちなみにその次に多かったのはユダヤ教の1.7%」
別の調査では「属さない」が22%で増えた!!とか変わった!!といっており、主意はやはりキリスト教信仰だ。
http://srad.jp/story/15/05/18/0537224/
Pew Research Centerによる35000人を対象にした調査によると、18歳以上のキリスト教信者の割合は2007年は78.4%であったのに対し2014年は70.6%と約8%も低下しており、米国内の2大宗派であるカトリックおよびプロテスタントの両方ともが減少する傾向にあるそうだ。一方で無神論者やノンポリシーな人々は16.1%から22.8%に増えている。
実は最近話題の「ヘイト」(ヘイトスピーチ、ヘイトクライム)の概念に関して「少数派が対象になるものを『ヘイト』という。多数派に対してはそう定義されない」という意見をときどき目にするのだが
「キリスト教徒は立て」
「神にすぐ会えるぞ、よかったな」
⇒銃撃
…・・・というのは、その定義だとどうなるんだ、…と思うのである。
まあたとえば、神道でもそうだけど、「○○派」と細分化したり「ケガレ忌避を実践している熱心な信者」みたいに、信仰の度合いで細分化すればいくらでも少数派になる。「かまどの火を穢れとして忌避する」なんてことをやる神道信者は今では少数派=マイノリティだろう。