もうひとりの訃報も伝わってきた。
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-1724.html
AWAの帝王、バーン・ガニアが4月27日(月)に死去した。89歳だった。70年代の黄金期には自らAWA世界王者に君臨しつつ、プロモーターとしても……
バーン・ガニアの試合も技も、ぜんぜん見たこと無いのに、ガニアと聞いていろいろ重いが去来するのはすべて「プロレススーパースター列伝」由来である。
アンドレを育てた人、といえばわかるでしょう。
- 作者: 梶原一騎,原田久仁信
- 出版社/メーカー: コミックス
- 発売日: 1996/09
- メディア: 文庫
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
6年前、なんとも言いようがないニュースに接したことがあった。
運命とは、レスリングとは、プロレスとは…認知症のバーン・ガニアが人を投げて「殺人」か。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090227/p1
完全に認知症になってしまったが、身にしみたレスリング技というのは、その幽明定かならぬ記憶の中から時折浮上し、実際に技をかけてしまう。それが介護施設の若い職員の兄さんで「おお、イテテ…ひでぇなじいさん」ならとっても素敵な笑い話だったのだが、その技をかけたのがさらに高齢の弱者で、死につながってしまった…という。
そこからさらに6年、生涯を送り、このたび永遠の安息についた。
晩年はまさにWWFの全米侵攻にやられて自己破産までしたそうだが、それでもよきレスラー人生であったろう、と思いたい。