まず、最初にそういう説を語ってるURLを紹介しますか。
http://www.utsude.com/mailmag_1/mm_1/mm1_004.htm
■■今週のテレビ:特命リサーチ200X 「気配とは」■■
1)「人間の不思議能力「気配」の正体を調査せよ!」
これは日曜日にみた、日本テレビ系「特命リサーチ200X」でのお題です。読者のなかには見た方もいらっしゃるでしょう。
(略)
あなたは一人でいるとき、何かの「気配」を感じるときはありませんか?また、誰もいない部屋に入ったときに、何か「気配」を感じることはないでしょうか?
番組ではこの「気配」を理詰めで解き明かしていきました。「なぜ、犬は飼い主の帰宅を早い段階で気づくのか?」
最初は、犬の行動から分析していきました。「なぜ、飼い犬は飼い主の帰宅をとても早い段階で気づくことができるのか? それは何かの「気配」を察知しているのでは?」という仮説です。そして、実験の結果、「時間」、「匂い」、「音」で察知しているのではなく、人間が歩いているときに発する「電磁波」を察知していることが突き止められたのです。
気配の正体は準静電界?|特命調査機関ゴンゾウ http://tv-blog.blog.so-net.ne.jp/2013-05-22
東京大学生産技術研究所の滝口清昭さんは「気配の正体は準静電界(じゅんせいでんかい)ではないか」との仮説をうちたてました。私達の体内では脳からの指令、細胞への伝達、筋肉を動かすさいに電気が発生しています。2001年、滝口さんは人間は体内だけでなく周囲へも電気的な力を発生させている事を証明しました。滝口さんはこの電気的な力を準静電界と命名。さらに、人間を含む全ての生物は生命活動をする事によって常に準静電界というものをまとっています。人間は準静電界を耳で感じ取っている可能性があるそう。
同じ番組については
誰かいる!? 科学的に解明する、見えないのに感じる「気配」の正体|ガジェット通信 http://getnews.jp/archives/406699 @getnewsfeedさんから
でも紹介されている。
自分は最近、モーニングに連載されていたミステリー漫画「サイレーン」をまとめ読みして、これを知った。
同作品に至っては、人がその部屋にいて、その後出て行ったあとでもこの電気(電界)は残存し、それで「この部屋に人がいた!」と気付ける、とまでしていた。
なーんかあやしいなあ…と思ったが、研究している東京大学生産技術研究所の滝口清昭氏は実在する…
http://www.takiguchilab.iis.u-tokyo.ac.jp/index.html
「気配」。
人がじっと隠れていても、呼吸音とか体温とか、ごくわずかな体のゆれ、匂いなどは隠せない。そういうもので説明が付くかと思われていたが、まあそのワンオブゼムとして「電気」があるというのも分からない説明ではない。
そもそも本当に『気配』によって、有意差のある形で人がいるいないが分かるのか。
地震の予言や、予知夢と同じで、
人がいると思ったら本当にいた!!は印象深いので覚えているが、人がいると思ったらいなかった、はすぐに忘れてしまう…結果的に『人がいると思ったらいつもいる。人を察知する”気配”は本当にあるんだ!』と思い込む
というお馴染みのパターンかもしれないが・・・「本屋にいくとなぜか便意を催す、なぜだろう」という話題もこれだとしてる人もある。
本題に戻って…「気配」といえば、武芸の達人はそれを感じて襲撃を防ぐやら、弟子に隙あり、パーンとやったりやら使える万能ツールですな。フィクションのストーリー的には、ご都合主義の展開でも使える。「気配を感じて…」なら、いろんなことを都合よく展開させられるものな。
黒澤明「七人の侍」で、
・二流の侍は、テストのために仕掛けた不意打ちを見事にかわして反撃した
・だが一流の侍は、その前にその不意打ちの意図を察知して「ははは、ご冗談を」と見破った
という名場面がありました。
ま、そんな武道的な「気配」が、電気を持ち出して科学的に説明がつくとなれば、一つの格闘技的なアレでもありますなあ、という話。
そういえば、「合気道の神秘も体を流れる電流で説明が付く」、という説があったよなあ。あれから数年、その説は検証、強化されているのでしょうか…
2008年にその記事を書いたっけ。
「合気道」の奥義に科学者が仮説を発表…さあ疑おう、そこから始めよう - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080220/p3
- 作者: 保江邦夫
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、例の「拳児」に出てきたような、武道の有段者をころっころ投げ飛ばすようなあの技、「奥義」との「透明な力」とも呼ぶ、もしくは”合気”そのものとも言われるあの現象・・・・合理主義者は「そんなもの(現象)がそもそも存在するのか分からん」と言われるのかもしれないあれですが、なんとあれを、著者本人が
「できるようになった」
らしいのです。
(略)
どんな筋骨隆々の格闘家も、筋肉量も力も全く無いような保江氏が投げられるようになた、その科学的理由はなんなのか?
(略)精神的内面を『無の境地』にもっていくことで前頭葉運動野における意識的神経活動を小脳における無意識的神経活動に限りなく同調させた結果として神経に生じる電気神経活動を敵の筋肉組織につながる神経システムに伝え、それを微弱帯電させることで敵の神経システムの機能を停止させる(ブロックする)ために敵の筋肉組織が麻痺してしまう
という可能性を、現時点で筆者は提示している。
つまりでんきです。何でやねん、理由を言え理由を、だすが。
彼の主張・根拠はこうだ。
保江氏の合気道奥義は非常にうまいことに、腕相撲という形で相手に行うことができるそうなのだ。この奥義を使わないと簡単に負ける人も、奥義さえ使えば楽勝。それも相手は「力が出ない」と実感し、なおかつ「電気のようなしびれ」を感じると言う。
腕相撲といえば、筋骨隆々の木村政彦が、小柄な同年代(拓殖大の学友)の塩田剛三にまったく歯が立たなかったとの逸話があるが……