という話。
いや、ホンネの部分ではわかるよ?
だが建前としては、日本における野党は常に「解散を求める」側であり、「現在の政権と議会構成は国民世論とかけ離れており、いま選挙を行えば民意は『われわれ』の側に移るはずだ」と常在戦場である、というふうな論理構造に本来はなっている、はず。
会期末に恒例行事のように内閣不信任案が出るのはその逃れぬ証拠なわけで。
あれを本気にするんじゃない、と言われたらそれまでだが…。
再度いうが、いや、ホンネの部分ではわかるよ?
これはマッカーサーとケーディスのミス?なんだけどさ(笑)。総理大臣に解散の大権がある以上、総理は自分の側、与党の側に一番タイミングのいい時期を見て、党利党略で解散をしやすくなる。つーかそうしてる。
これは一種の憲法上のミス?でありましょう。
それに、表題にあるように、本心では「今の政権、倒すほどでもないんだよな」と野党が思っている、ということもありましょう。
ただやっぱり建前はタテマエなんで、「解散とは望むところである。というか我々が希望してきた。やれば民意はわれらのものだ!」というスタンスじゃないと。そうしないと表題の通り、になるんだからさ。
せめて「大義なき解散」という場合は(それを略してるつもりなんだろうけど)「”我々は求めていたものだが、与党・首相にとっては”大義なき解散」と、編に略せずに言わないとあかんよ。
また、時々民主党の枝野幹事長は会見でゆっていたが「われわれによって、安倍晋三首相が解散に『追い込まれた』」という言い方をしたほうが「大義なき解散」といって、表題のようなニュアンスを漂わせるよりはいいんじゃないか。
ともあれ、選挙の際に国民の代表たらんと出馬をするすべての人にご健闘をお祈りする。