ぼくが疑問に思うこと。
gryphonjapan
今回の件でよく分からない点
(1)「部外者立入禁止の施設に入ってきた人がいたので私人逮捕したった」の一件と考えればよく分かるのだが、それって「大学に警官が入った」に限定されなくね?「私的教育機関『男塾』の施設内に保健所員が入った」でも同じじゃね?
(2)警官が入れない根拠は伝説の「憲法俳句」こど23条「学問の 自由はこれを 保障する」らしいけど「大学」限定?高校、中学、小学校は?さらに前述「男塾」みたいに、勝手に集まった集団が「ここは学問の場です。だから自治します。警官くんな」と主張しても駄目?
一つ前に戻って「施設の管理者は誰を入れるも断るも自由。NGの人が入ってきたら逮捕させるも私人逮捕もOK」と理屈のほうがまだ分かりやすいけど、それって立川の「反戦ビラ配布で逮捕」事件って微妙につながってなくね?(もちろん細部が違うのは分かってるけど)
大学人らのツイートで興味を持ったもの抜粋
増田聡@smasuda
「大学構内に警官は(無断で)入ってはいけない」というのは「お箸で人を指してはいけない」と同様の社会常識ですので皆さんも覚えておきましょう
赤い豚@cochonrouge
大学の許可なく、警察は入れません。
警察が許可なく入れないのは、普通の家も、お店も同じなのですが。
だから、法教育は民法やろうぜ!っいってんだよ
人の家に勝手にあがりこんじゃいけない、っていうルールが先にある。だから警察が人の家に勝手に入り込めるときの例外規定かあるってことを知らない人が多すぎる
Kamei, Gentaro@gk1024
管理権者の意思が恣意的であっても常に保護され、そのことが疑う余地がないとすれば、まあなんというか、楽ちんだわ。
住居の周辺たる建造物と大学で、管理権者の意思がどの程度重視されるかも、考えどころだよなあ。
Takehiro OHYA@takehiroohya
>RT(※上のKamei, Gentaro氏ツイートのこと) この点、仮に大学の意思が「現職の警察官については公務外・勤務時間外であっても立入禁止」であったとして「法の下の平等」との関係がどうなるか、というのも憲法の問題として想定できるかと。
(※上のツイートからつながるわけではない)
その点で今回の京大の事例は、まず相手の行動の不審な点を押さえている、早い段階で大学職員を立ち会わせている、直接的な実力行使を控えて「同行を求める」的な事実上の圧力を使っている、などの点で、うまい対応だと思います。公安に対抗するならするで構わないから、気を付けてねという話。
Takehiro OHYA @takehiroohya · 11月6日
建造物侵入を取るには物理的な障壁(塀とか)・立ち入りを拒否する旨の宣言が合わせ技一本くらいで必要。私の知る多くの私学はこれをきちんとしているんだけど(まあ歴史的経緯もある)、国立はしていないし、むしろ「開かれた大学」のために積極的にそうしない傾向がある。
Hidemiki Suzuki @hidemikisuzuki · 22時間 22時間前
私の母校の国立H大学の場合、正門と南門はともかくとして、あとは門なんてあったっけ状態だったからなあ。銀杏拾いの人が来るのは某漫画のとおりだったし。
そもそも観光名所だし、車では乗り入れるな程度の話でしかないからねえ。→工学部と周辺(北海道大学工学部 風景) | http://www.eng.hokudai.ac.jp/landscape/?p=4
Hidemiki Suzuki @hidemikisuzuki · 22時間 22時間前
まあ、無料のジンギスカン会場と勘違いしてた人も多かったようで、それが問題視された訳だけど。
mipoko:NoNukes&NoFur @mipoko611 · 11月5日
京大公安事件は、講義室ではなく校舎の中に立ち入ったところを学生が確保して、大学が用意した会議室で質問をしたらしい。副学長は大勢で囲むと監禁になると数人で質問するなどの配慮を見せた上で、大学側の自治を侵してると告げてる。冷静で原則的。
もともと自分の興味というか知識は「学問の自由」のほうはないが「施設や土地の管理者は、入ってくる人に対して禁止や強制をどのていどできる、できないか?」という話題のほうは、基礎的な知識はないものの、事例だけは興味をもってずっと追ってきた。
そっちの系統の問題として、今回の一件は興味深い
参考 ここのコメント欄が猛烈におもしろい
不法侵入が成立する、しないの議論一つでも面白いですわ、こりゃ鉱脈だわ
【京大ポポロ事件】京大生、公安警察取り押さえ事件 一連のTLまとめ - Togetterまとめ http://togetter.com/li/741110 @togetter_jpさんから