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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

自身のキャラが「見分けがつかない」というあだち充氏は、中島敦「名人伝」の境地に達したのではないか?

もう25000以上もRTされていて、ニュースに扱うところも続々出ているからいまさら触れる必要もないかもしれないけど

https://twitter.com/gessanofficial/status/510674239423127553
ゲッサン編集部 ‏@gessanofficial 20 時間
アメトーク「タッチ芸人」をあだち充先生も観ていたそうです。「オチのミスターポーゴは最高だった」と嬉しそうでした。しかし!原作者あだち充本人が〈上杉達也はどれだクイズ〉にまさかの全問不正解!「あんなのわかるわけないだろ」と衝撃コメント pic.twitter.com/VjlXCptXUy

あ、このツイートへの反応、まとめができてました。

【タッチ芸人】「上杉達也はどれだクイズ」に作者 あだち充『あんなのわかるわけないだろ』と衝撃のコメントwww - Togetterまとめ http://togetter.com/li/718774 @togetter_jpさんから


はじめはお笑い番組の中でのこの禁断の問いに「ヤロウ…タブー中のタブーにふれやがった…」と思ったのです。
実際の作品をほとんど読んでないこっちもびびったのだが。


いやいやいや!!!この最後の部分と同じですよ(※リンク先のネタバレになります、注意)

名人伝 中島敦(※ラストのネタバレ注意)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/621_14498.html

…彼の死ぬ一二年前のことらしい。ある日老いたる紀昌が知人の許に招かれて行ったところ、その家で一つの器具を見た。確かに見憶えのある道具だが、どうしてもその名前が思出せぬし、その用途も思い当らない。老人はその家の主人に尋ねた。それは何と呼ぶ品物で、また何に用いるのかと。主人は、客が冗談を言っているとのみ思って、ニヤリととぼけた笑い方をした。老紀昌は真剣になって再び尋ねる。それでも相手は曖昧な笑を浮かべて、客の心をはかりかねた様子である。三度紀昌が真面目な顔をして同じ問を繰返した時、始めて主人の顔に驚愕の色が現れた。彼は客の眼を凝乎と見詰める。相手が冗談を言っているのでもなく、気が狂っているのでもなく、また自分が聞き違えをしているのでもないことを確かめると、彼はほとんど恐怖に近い狼狽を示して、吃りながら叫んだ。
「ああ、夫子が、――古今無双の射の名人たる夫子が、弓を忘れ果てられたとや? ああ、弓という名も、その使い途も!」
 その後当分の間、邯鄲の都では、画家は絵筆を隠し、楽人は瑟の絃を断ち、工匠は規矩を手にするのを恥じたということである。

リア充」の対語「あだ充」の命名者・水口尚樹(小光栗夫)氏は、このクイズに正解できるのだろうか?

明日にはあがります。 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

明日にはあがります。 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

ここで叫んでいるのが、作中の主人公の漫画家・小光栗夫氏。
作者の水口尚樹氏は、上記2巻のかきおろし漫画で

と、そもそもアメトークで「あだち充芸人」の登場がありえることを予測していたりする(笑)

そんな同氏の、アメトークへの反応はどうかと見てみると…

https://twitter.com/guuchy
水口尚樹 @guuchy · 20 時間
ミュージカル童貞だけどライオンキング見に行ってきます!

自分がリア充側に転向していたというオチ(笑)。