聞いた時はなるほど!と腑に落ちたニュースでした。
Dropkickチャンネルによると、マネジャーは石井氏。
いろいろ因縁がある山本kid徳郁と所英男の両方の代理人、というのも面白いもんですな
http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga
……スコットとお茶をして新生ベラトールの動向は探っていたんです。「日本人選手はいるのかどうか……」と。スコットとしては、いまはアメリカの基盤を強くしなきゃいけないので日本人と即契約するつもりはないということだったんですけど。「レジェンドファイターであれば検討してもいいよね」と…
(略)
…所選手が7月の試合に勝てばUFC、負けるようであればベラトールに持っていくしかないかな、と。それで敗戦後に即スコットとコンタクト……契約を取って前向きにさせたかったところはありますね。
――スコットの反応はどうだったんですか?
石井 すぐに「所英男は魅力的なファイターだ。契約しよう!」となったんです。
よく言われるのが、「コーカーはその選手の試合内容を戦績以上に重視する。勝ち星の実績がある程度の前提になるUFCとはそこが違う」という話だった。
それはいいところも悪いところもあるが、やや「日本的」なところもある、といえるかもしれない。
ただ、そんな人物評をあれこれ聞くより、正直「今回、新ベラトールは、2連敗中の所英男と契約した。UFCはしなかった」というエピソードは、一言でコーカーの人物像を表すと思う次第である。
自分はそもそも、「カンプザーノに負けたとはいえ大接戦の微妙判定だったんだから、UFCは2試合なりでも所と契約して、UFC日本大会に出せばいい」、と思ってたんだけどね。
それは金額がどれだけか、という問題もあるが、
所英男がはっきり「UFCに行きたい」と明言。http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131015/p2
ここで四角四面の豆腐屋の娘みてえな判断をしなくても、契約をしていいと思うのですよ。
最近「実績は申し分ないが試合が地味な選手との契約を解除」したのなら、その逆の選手と、お試しでも契約してもいいじゃないか。「ショータイム枠」ってあるでしょ、ダン・ハーディとか。
と書いたんですよね。
だから今回、UFCとしては、ベラトールと所が契約したことを「やられた!」と思ってほしい…まあUFCのポリシーは揺るがないだろうけど、ただUFCの場合、ライバル企業への妨害や嫌がらせなら、ポリシーを曲げることも多いからさ(笑)。
コーカーの元へ所がいく、は適材適所ではあるが、やはりUFC日本大会の第一試合でも何でも、所が出られないのは惜しかった気がするのです。