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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

所英男、無念のKO負け。「GRANDSLAM」旗揚げ戦雑感

試合展開はこんな感じなり。

★GRANDSLAM:メインイベント・所英男 vs. ビクター・ヘンリー - 格闘技徒然草 (id:lutalivre / @lutalivre_jp) http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20140713/1405247833

まだ有料ネット放送中。(7月末まで)

■PPV視聴料金:¥800(税込)
15:15〜本戦カード第5試合まで無料配信。
本戦カード・第6試合〜メイン :有料・PPV配信
■配信期間:7月13日当日〜7月31日まで
■URL
http://www.ustream.tv/channel/grandslam-cage


膝とパンチのコンビネーションだったかな?


所英男は決して調子が悪かった感じではなかったし、組んでからの組み力ではやや上回っていたように思える。だけどヘンリーが積極的に蹴りを使って、距離をわずかに自分の側で支配していたか。寝技での勝負がほぼ見られなかったのが残念。
逆説的だが、所英男の腰が強くなって、そう簡単にテイクダウンを許さなくなったから、トリッキーなまでのめまぐるしい寝技の攻防はそう見られなくなる、ということか。ビクターのキャッチレスリングのスタイルはどんなものなのか、というのを知りたかったのだが。
それでもあっぱれを張本さんからもらえる金星でしょう。

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです

【国内総合】 ビクトー・ヘンリー、所英男に勝利し喜びのコメント < gryphon
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/52389183.html

https://www.facebook.com/VictorHenryMMA
Facebookより)
日本は今や、僕の名を知ることになった、
グランドスラム所英男さんには、この機会を与えてくれたことを感謝したい。友人、応援してくれる皆さん、コーチやトレーニングパートナー、さらにはアンチの皆も含めて…それらがみな、自分をリングに向かわせてくれる力になっている。

これは自分にとって本当に大きなファイトであり、また大きな勝利だった。だけど、これはスタート地点にすぎない。
(後略)


所の「残り時間」を考えるとせつない話だが、それだけGRANDSLAMもフェアに所の相手に強敵をぶつけたともいえるだろう。もともと、こりゃ残念だ、という負けをした後、えっ、こんな相手に勝ってしまうの?ということを繰り返したのが所英男の歴史だった。その再現も、またあるはずだ。


ジャッジのひとりは中井祐樹氏だった。

というのを見て驚いた人もいるだろー。
そもそも、VTJの判定への不満、異論がもとにあって、GRANDSLAMが生まれたという面もあるのだから。(いろいろな理由は別につくだろうが、流れ的にそれは否定できまい)
そしてそもそも、その試合でカンプザーノ勝利のジャッジをつけた一人が中井氏だったのだ。

所英男陣営が10・5『VTJ 3』ウィル・カンプザーノ戦の勝敗判定についてやり直しを求める提訴状をVTJ実行委員会に提出】
https://www.facebook.com/KAMINOGE.Official/posts/646372095384981


『第2ラウンドのジャッジ』が判定の焦点となります。現在の判定は、豊永氏10-9 所、礒野氏9-10 カンプザーノ、中井氏 9-10カンプザーノです。各ジャッジの判定理由は以下の通りです。


ところで、中井氏はそれに対して堂々と回答を寄せて、しかも独自に公開してたりするのだった。

VTJ3rd 所英男 対 ウィル・カンプザーノ戦の判定内容について - Paraestra Weekly http://blog.livedoor.jp/paraestra_weekly/archives/33711883.html
10/5に大田区体育館で行われたVTJ3rdでの所選手 vs カンプザーノ選手の判定に対する、私(中井)の見解をここに公開します。
 要請があって10月10日にインターナショナル修斗コミッションに送信したもので、私としては特に非公開を希望するものではなく、むしろこれをきっかけとして、競技者や関係者および愛好家の皆さんに判定基準に対しての理解を深めいただき、議論や思索が行われることを望みます。


インターナショナル修斗コミッション
事務局長 鈴木利治様

                         パラエストラ東京 中井祐樹
                   
    VTJ3rd 所英男 対 ウィル・カンプザーノ戦の判定内容について

 ご質問のあった、「VTJ 3rd」における所英男選手 vs ウィル・カンプザーノ選手についての、私(中井)採点理由についてご説明します。・・・(後略)

そしてそんな結果として「7.13GRANDSLAMの旗揚げ戦でジャッジに招かれた一人が中井祐樹氏」だったという。
所vsカンプザーノの判定への賛否、異論とは別の話として、個別ではなく総合的な判断としてジャッジの責を任せるに足りる、とGRANDSLAM運営者は判断した……という、ちょっとさわやかな話。


【追記】格闘技徒然草のゆんたさんが教えてくれたのだが

lutalivre 2014/07/14 12:47
まさにそのあたりのことが勝村周一朗ブログに書いてあります。
http://blog.livedoor.jp/zst_katsumura/archives/51945796.html

手軽にマネタイズできた「Ust PPV」は間もなく終了。個別のネット有料中継、という流れは止まるのか続くのか。

UstreamがPPVを休止 - 格闘技徒然草 http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20140707/1404731964

という次第。
今回、グランドスラムもどこぞに設置したワンカメラによる中継だった。後楽園じゃなくディファでも当然ながらその設置場所はあるようだ。ただ、撮影を担当したのはどこなのだろう?DEEPは後日中継するサムライTVの映像からワンカメラを借りていたはず。
そういうところじゃなくて、独立したイベントが独立した撮影スタッフを招いてPPVが出来るのなら、なかなか参考にもなりそうだが…
だが、そんな折のUst有料放送中止。
その後はどうなっていくのかねえ。

みんな「ニコ生」に乗り換えるのか?
DEEPもそうするのか?
そのときに、ニコ生になることでお高くなったりお安くなったりするのか?
例えば韓国のRosdFCもUstだから、世界各国であまり抵抗無く統一のインフラとして使えていたけど、「日本のニコ生」なり、あるいは「韓国の動画サイト」で有料とするなら、表示一つとってもどう対応するか大変なわけだが。

このへんどうなんだろうね。