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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

UFCと修斗(VTJ)…最古の伝統を持つ2団体が提携!VTJ経由でUFCと契約可能に

UFC日本大会記者会見。選手に加え佐藤ルミナも出席

14分あたりからが重要。

しかしその後に
「質問無いんですか?記者会見ですよ。せっかくアメリカから来たので質問してください」とデイナ・ホワイトから言われるまでもなく聞きたいことは多かったはずなのに。どうもおとなしい会見であった。
「ファンの方もいかがですか?」と促しているが…


さて、修斗VTJ)とUFCの提携とは…
試訳…ほかの情報も加味して

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです

http://www.ufc.com/news/ufc-signs-development-deal-with-shooto-in-japan?id=&plplpl4pl4p4l=
ダナ·ホワイトUFC社長は水曜夜、記者会見を開き、同社が修斗と画期的な提携を結んだことを発表しました。この修斗という団体が、今年後半、トーナメント大会を開催します。


VTJシリーズは1994年に始まり、日本の選手が世界としのぎをけずる場となってきました。今回の、このトーナメント(The round-robin tournamentとは総当り戦、という意味らしい?)の勝者は、UFCと契約を締結することができます。


「これまでの『ジ・アルティメットファイター』のようにだ、このシリーズは新しい市場において、新しいタレントを育てる場所になるぞ。アメージングなファイトがこのトーナメントでは見られるだろう」
と、ダナホワイトはいいます。「全ての戦い、すべてのパフォーマンスを、きちんと観察・考慮させてもらう。こうやって、日本の格闘技界に戻ってきたことが幸せだ」


今年後半から初始まるトーナメントはバンタム級フェザー級になる予定。数百万の日本のファン、お茶の間にそれをお届けします。




UFC President Dana White announced late Wednesday night at a press conference in Japan that the company has signed a ground-breaking development deal with SHOOTO, the organization which started mixed martial arts, to promote and operate a new tournament series projected to premiere later this year.

The Vale Tudo Japan series began in 1994 and provided Japanese fighters the opportunity to compete against fighters from all over the world. The winner of the inaugural show, which is comparable to UFC's The Ultimate Fighter competition, will earn a UFC contract.

“Much like The Ultimate Fighter, this series will continue to cultivate and popularize top talent for us in new markets. The round-robin tournament concept is going to make for amazing fights, with a lot at stake," White said in a release. "Every fight will matter, every performance will count. I am so excited to be back in Japan."

The tournament will feature fighters in the bantamweight (135 pounds) and featherweight (145 pounds) divisions and will air on Japanese terrestrial TV, which will potentially bring the action into the homes of millions of Japanese fans.

http://mmaplanet.jp/archives/1852714.html
…プロジェクトの詳細についてダナは「今ここで発表するわけにはいかない」としたが、主な概要は135ポンドと145ポンドで選手を集めてトーナメントを実施し、そこを勝ち上がった選手がUFCと契約できるというもの。また選手の生活面を追ったドキュメントを作成し、それを地上波テレビで約8カ月・30エピソードで放送する構想もあるという。会見後の囲み取材でも、このプロジェクトへの質問が多く集まり、ダナも「こんなに喋る予定はなかった。今日はちょっと喋りすぎた。これから改めて正式発表するので、それを待ってもらいたい」と……


自分の感想。

どことも提携しない「栄光ある孤立」と一強体制を自負したUFCだが、まあアレだな、足利将軍を信長が保護、的な(笑) まあそれだけ伝統もあり、ジョー・シルバのようなリスペクトがある故だが。あと気になるのは「ファイトパスの枠組みをVTJ中継に使えないか」と。

(※デイナ本人がこう言ってる)
gryphonjapan @gryphonjapan · 17 時間
「これからはコンテンツをどんどん追加していくぞ。インヴィクタ(のUFCファイトパス放送)はその第一弾に過ぎん。…(略)これからはさまざまなコンバットスポーツを放送する。いろいろと交渉している」
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-1610.html

この前、実質KrushK-1を受け継ぐ、の時に「長尾景虎が上杉の姓と関東管領職を譲られた」と書いたが、同じコンセプトのたとえだな(笑)

つまりこんな感じで…大切にしてくれると。

あ、いやいや、これはジョークで、そもそもUFC修斗の伝統や権威を必要としているわけじゃない。もっとたとえで言うなら、徳川家康がゆるぎなく天下を握ってから「名家を潰すのはしのびない」と今川氏真に捨て扶持を与え、名門高家をその家が継いだような…

この話ね。

今川氏真は「戦国最後の勝者」?大河ドラマにできるかも(笑) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130426/p4

ま、でもそれだけのリスペクトを受けているだけで大きなアドバンテージだ。記者会見で「日本にはほかにもDEEP、パンクラスなどがありますが」と質問を受けたデイナの回答

「知らないので、質問に答えられません。」(要約)


まあ、本来なら修斗も、UFCの提携に関して
UFCと提携?修斗は一つの競技です。あなたはテニスとバトミントンが提携すればいいのに、といいますか?」
UFCの選手が修斗に上がりたいなら、アマチュアから始めれば?」
といってほしかった気もするが、今ごろ1990年代の風景を蒸し返してもしょうがない。
それに、VTJはその当時からいわば「出島」、さらに悪く言えば「トンネル会社」みたいなもので、修斗の理念やレギュレーション的にはおかしいのでは?というのを「公式戦でなくTVTJなので」でアリとする、というものだった。
いや、よく言えば、「茶室」ですよ。立場や、身分が違って本来なら親しく交流できない人々が、「茶室」ならば「主人と客」になって親しく交流できるという。


さてそんなVTJで、バンタム級フェザー級の総当たり?的セレクションが始まると。
当然、駿河天狗も準備万端だろうが、ほかの選手は。一応、DEEPやパンクラスからは。その場合、友好的、円満に参加できるのか。このチャンスを逃すわけにはいかない!と「脱藩」するのか・・・。


その戦いが「TUF」的になるとか、地上波放送になるとかの話は、時間が無いので後日語らせて。