http://sadironman.seesaa.net/article/288963683.html
から孫引き。
米国総合格闘技UFCの下部大会となる「ジャパンシリーズ」(仮称)が来春から開催・・・ナンバーシリーズの主要興行とは別で、日本選手の育成と、日本でのUFCの認知度を高めるためのシリーズになる。
(略)
「ジャパンシリーズ」は、この本大会ともいうべきナンバーシリーズとは別で、その下部大会の位置づけになる。フィッシャー氏は「年1回のナンバーシリーズだけでは話題性が継続しない。何度も日本でイベントを開くことで、UFCのブランド価値を高めたい」と「ジャパンシリーズ」の狙いを説明した。シリーズ規模は年4回、5000人程度の会場での開催を目指し、現在調整に入っている。世界的にも、選手育成と認知度を高めるシリーズは例がない。UFCが日本マーケットを重要視していることの証明・・・・・・
この大会を黒字にできるか。一定規模の赤字になるか分からないけど(笑)、日本の今までの構図をひっくり返す大激震というか「グレート・リセット」「ガラガラポン」を引き起こす超意外な一手であることは間違いない。
そして日本の、わしらがそう呼んできた「中小興行」をふっとばす可能性も高い・・・
わたしらはこう見立ててきた。
「もうUFCが世界最高峰、世界標準であることは揺るがない事実となった。では日本の格闘技興行はどうあるべきか。その世界での絶対王者が、その実績を基にUFCに挑戦するのはむしろ必然とあきらめ、『UFCへの挑戦権をめぐる戦いの行方は?』『若獅子たちの修練の場』というアングル・権威付けで回していこうず!」
と。
DEEPの「今後、半分は金網興行に」
修斗の「VTJ2012」
ALIVE&HEAT同盟の「名古屋金網修斗(仮称)」
パンクラスの「世界標準」
リングスの「ネットワーク復活」・・・
これらすべて、あっていいものだろうしこれはこれでそれぞれ魅力があるが、「年四回、ZUFFAが直轄して行うUFCジャパン大会」というものを仮定したら、上にあるようなアングル、権威付けに関しては・・・あっさりそれらの上位に位置づけられちゃうよねえ。
これは仕方ない。
彼らが認めなくても俺らがそう見なす。
あと、高島学さんは有望選手にインタビューでしつこく「UFCジャパン大会に出る意欲は無いんですか?」と聞いてくる(笑)
目に見えるようじゃござんせんか(笑)
デイナ・ホワイトかマーク・フィッシャーはコーンパイプをくわえながら厚木に降り立つかもしれん。・・・てな自虐ネタはいいとして。
DREAMの「フリー・エージェント」の行き先は決まった!! 挑戦と冒険を恐れない勇者はUFCジャパンへ! そうでないものは別の場所へ!(…と、見なされてしまう)
実は自分、今日のトップニュースはこの「DREAMフリーエージェントはどこへ?」と題して書くつもりだった。
具体的には
・高谷裕之
・川尻達也
・桜井”マッハ”速人
・所英男
・ウィッキー
で、ある。ほかにもいたかもしれないが、ある程度次の職場が決まってるからね。
まずはこの5人がどこの団体にあがる?的なことをあれこれ推理するのが面白いかなあ・・・と思ったが。
でも、UFCジャパンという妙手の一手が打たれた以上、きまりだ。
上の選手の中で、世界で戦い最強を目指すぜ! 俺より強いやつに会いに行く!という気概、勇気、向上心のある選手はUFCジャパンの門を叩く。それ以外の選手がぬるま湯、安楽、お茶にごしの他団体に行く・・・・とワタシハ、イイマセンケドネ。デモ世間様ガ、ソウミナスノデス。(※これをネットでは「太宰メソッド」と呼びます(笑))
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%C0%BA%CB%A5%E1%A5%BD%A5%C3%A5%C9
直に日本の他団体を攻撃、競争しなくても、UFCジャパンはそこに「ある」だけでこういうプレッシャーを掛けてくる。ほんとうに恐ろしい、神の一手だ・・・
DEEP佐伯繁氏、修斗の朝日昇氏・・・”恭順”もかえしの一手か。
思い起こせば一年半前!!!最終号を迎えたkamiproでこう語られていた・・・
■仮説「DEEP・修斗が日本の『UFC窓口(登竜門)』になったら?」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110328/p1−−だからさ、たとえばの話、DEEPがUFCの日本窓口になったら将棋でいう”詰み”だよね。佐伯さんにその気は無いだろうけど。(略)いままでは日本を捨てる形になるから決断はしづらかっただろうけど、DEEPや修斗が窓口になったら選手は気がねなく北米に挑戦できる。
橋本宗洋 いままでは「ここでアメリカに言ったらDREAMやSRCには出られないかもしれない」というデメリットがあったんだよね、選手には。でも(略)「ここにいてももうどっちにしろどうしようもないんだから」と覚悟を決める…(後略)
わたしのこの一節を読んでの見立て。
よーく考えればあの選手とこの選手とその選手、シゲル・サエキが動けばそっちに付いて行くはずだ、という選手ばかりっすよ。
いま、DEEPの王者はそのままDREAMに出られる(もしくは「出してくれる」)というのが大きなメリットであったけど、それがそのままUFCとの関係になれば。実際、サエキは福田力のUFC参戦を快く認めてくれたけど、これが一本釣りではなく、DEEP王者の中でも力や個性があって「これは行ける!」という選手を、ミスター・サエキが推薦し、マネジメントも担当して送り出せる仕組みだったら。
逆に、ちょっとUFCで負けが込んだ選手、特に日本人選手がDEEPに戻ってきて「オクタゴン再登場を狙うXX選手、仕切りなおしの一戦!!その地位を奪ってUFCとの契約を狙う○○選手の挑戦を退けることができるか?」でやれば、盛り上がる気がするなあ。
取りあえずの影響としては・・・たぶん「The wild side of the DEEP」のタイトルに、「!」印がさらに増える(笑)
http://www.deep2001.com/blog2/
どうよ?
かつてPRIDEの懐に入って、結果的に天下を取った佐伯繁。
今度もそうやって、マーク・フィッシャーのもとに・・・まるで董卓につかえた呂布のごとく。信長・秀吉にそのつど恭順した徳川家康のごとく。
これから他団体での大物選手の参戦記者会見には
「なぜUFCジャパンでなく、この団体を選んだんですか?」という質問がかならず出てくるかもなあ。見出しも
「X選手、■■■に参戦!」じゃなくて「X選手、UFCジャパンを選ばず・・・」になる。
そして、
「世界で戦うには、日本を世界化しなければ!」と語っていた構造改革派・朝日昇氏、その後、修斗のネバダルールに準拠した改革は進んでいるようにはちょっと見えないのだが・・・
世界を駆ける大物関係者がかつて語った。「日本人有力UFC参戦候補」!
ここで書いちゃう。
・北岡悟
・菊野克紀
・今成正和
・ISAO
・堀口恭司
・・・そのときの契約状況とか、たまたま連勝の時期だったとか、チャットの話題に偶然出てきたとかそういう関係がありますよ。
また、上の選手には「ZUFFAが興味を示していたんですが、惜しかったですね、XXでちょっと難しくなった」みたいな人もいた。
しかし、この「当落線上」選手も、UFCジャパンという新しい情報を入れて計算すると・・・たちまち「比例復活」の可能性アリ。
そういう人にほんとうにオファーがきたときはどうなるかねえ・・・。
「出たいけど、Sさんに義理があるから」的な話も多いだろうが、だったらZUFFAが先にSさんを取り込めば・・・(略)
もうちょい言っちゃうけどさ、
たとえばの話、全日本でこのあといい活躍をすれば、具眼の士が観ていれば
ファイターズ・ブリューの前にリンカーン・コンチネンタルが横付けされて
「メグルクンデスネ? アナタハ才能アリマース、UFCジャパンデ、デビューシテミマセンカ?」なんてことすらあるかもしれない・・・すごい将来の話としてはね!!15巻目ぐらいで。
商店街に、大手資本が殴りこみ。それも低コスト・中小規模のスーパーのブランドをつくって・・・
みたいな、もんだよな。街の食堂にファミレスが・・・かもしれない
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