【創作系譜論】
実は今貴方が読んでる、この記事にはこんな顛末がある。
(1)以前、こういう「年表」という試みを絶賛する記事を二本書きました。
「年表」に花束を!「大タモリ年表」(てれびのスキマ)水道橋博士「課外授業ようこそ先輩」… http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140314/p6
サブカルの「起源」「はじめて」を年表で整理する試みを絶賛する。「年表」ブームよ来たれ【創作系譜論】 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140424/p4
下の記事は、最近発表されて大きく評価された
古事記から最新ラノベまで240作品以上を網羅 超本格的「異世界ファンタジー年表」、ブックオフが公開 - ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1404/23/news122.html
を受けてのものだった。
(2)そんで、自分もこういうのを作りたいなー、でも資料を集めるのも整理するのもめんどいな…
(3)あっ!ピコーン( ゚∀゚)! /こういう、ワンテーマのジャンルに限って紹介考察した本があるじゃないか!ここに講義ごとに出てくる作品を一覧表にして、年代順番にすればいいねん!
(4)んで近日、とある人との会合がある。その”お土産”がわりに、まとめてみようかな…とこの本を久々にひらく。
(5)そこにこういう記述が。
インターネットでしらべて見ると「サイコドクターぶらり旅」
http://psychodoc.eek.jp/diary/
というブログに『古今東西時間ループもの一覧』
http://psychodoc.eek.jp/diary/20090817.html
というのがアップされていました。…(略)この講義を行うに当たって大いに参考にさせていただきました。
σ(;´Д`)……
こういうのは、スデにできているものがあるのに、別に新しく作るほど無駄なことはない。いわゆる「車輪の再発明」じゃないんだから。
「時間ループ物語論」では、このテーマを描いた物語の”前史”や”子孫”として意外な作品を提示していて、それがミソだったりもするので、それを付け加えればいいかな?とも思ったのだが、それもやめまして、この
http://psychodoc.eek.jp/diary/20090817.html
を興味のある人はご覧ください、と紹介することにしました。
この年表作成エネルギーはとっておいて、あとで何かを作ってみようかと思います。
「自分史読書年表」は誰でも作れるし、面白いんじゃないだろうか。
ときに、そう思っています。
製作者自身がいまSFがすきなのは、ミステリーが好きなのは、硬派純文学が好きなのは、歴史ノンフィクションが好きなのは…
これは確実に、「XX歳のときに読んだ本」がきっかけだと思うし、それが積み重なって趣味嗜好が固まっていく。
それを年表にして「可視化」すると、いろいろと自分の思い出的にも記念になるし、時代や思想の推移もわかるんじゃないかなあ。
年表つくりの頂点にはこーいうものもあるが、いきなりこういうのをシロートが作ろうと思っても無理(笑)。だから、習作としても「自分史読書年表」はいいんじゃないかな。
『タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?』特別付録 大タモリ
本サイトの『タモリ学』が、連載時の倍の書き下ろしを加え、単行本化されます。
(※これ↓)その巻末にタモリ年表を収録するはずだったのですが、あまりにも分量が
- 作者:戸部田誠 (てれびのスキマ)
- 発売日: 2014/03/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
多くなってしまったため入りきらず、まるごとこちらで公開することとなりました。
最新情報も加えアップデートしていく予定です。
http://matogrosso.jp/tamorigaku/tamorigaku-05.html