http://the-big-fight.jp/articles/11
私の故郷である『週刊ゴング』が休刊となってから、すでに7年という歳月が流れた。十年一昔と言うことわざがあるが、現代では五年一昔と言ったほうが適切であるような気がする。
(略)
、昨年秋口になって、私の周囲に突然波風を立て始めた人物がいる。編集集団『ペールワンズ』代表で、月刊書籍『KAMINOGE』編集長の井上崇宏氏だ。まあ、私にとっては業界内でも信用できる男として、彼は3本の指に入る。そんな彼の口癖は「自分たちの媒体を持ちたい」だった。『KAMINOGE』は2011年12月の創刊から現在に至るまで、月刊で継続発行しているのだから、立派に彼らが有する媒体だろう。だけど、彼にはまだまだ物足りないらしい。「もっと“いま”を伝えたい。そのためには雑誌かムックでなければ難しい。しかも、そこに伝統・歴史という絶対的な信用が欲しいんです。だから金沢さん、一緒にやりましょう! それって金沢さんがいなければ成立しない話なんです」
「俺はもうシンドイって、52歳だよ。体力が落ちてくると、気力も落ちてくるものなんだ」
「何を言ってるんですか! まだ老けこむトシでもないし、隠居している場合じゃないでしょう! もう勝手に準備を始めますから。一緒に“勝ち戦”に臨みましょう」
(略)
5月下旬、井上氏から連絡が入った。「ほぼ決まりました。自分が責任をもって、たとえ泥水をすすってもがんばりますから。歴史と伝統の名のもとに、それでいながら新しいものを作っていきましょう!」
もう、こうなると天命である。変化を恐れてはいけない。安住の地を求めてはいけない。
リニューアルした誌面を引っ提げて…
ぼくの連想
「グッハッハ!! わが陣営には天下の”ペールワン”井上がいる!!そして参謀には"GK”金沢! この2人がいればミリオンセラーだって軽く出版できるからなッ!そうだろッ!!」」(※どこかで聞いた感じ)
でもまあ、代替わりした新日本ファンの数がどれだけいるか、彼らがカネを出してくれる人か。そこはポイントだよな。