http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140530/p2
で紹介した、
http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/
2014年5月30日(金)25:25〜28:25
(31日 午前1:25〜4:25)(一部地域は25:34〜)
激論!反日・嫌韓、ド〜する?!日韓関係
には、下村満子氏がパネリストのひとりとして登場していた。
最後の朝日ジャーナル編集長として有名だが、この人が潰した、という声は当時からあった…ただどう考えても正しくなくて、朝日ジャーナルはもはや時代の波風に耐えることなんかあの時点で不可能だったろう。
そりゃつまらなく、ひどい内容だったとは思うが、前の編集長や前の前の編集長のときひどくなかったかといえばひどかったわけで。ただ「ドクターキリコのように、安楽死のためにやってきた」説はあったな(笑)。
あと、「アメリカ人のソ連観」「ソ連人のアメリカ観」という本も、大して面白くなかったなあ、と読んだ時に思った。というか「つまらない本だったなあ」という記憶以外の、具体的な記憶が一切ない(笑)
- 作者: 下村満子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1988/06
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- 作者: 下村満子
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ただ、その話はどうでもよくて…
そう言えば、朝生の放送中、この二者が「似てる」というツイートがあって、思わず並べた画像を作っちゃったよ。
この話もどうでもいい(当たり前だ)
下村氏はその後、権力に近づき「アジア女性基金」では基金の一員(理事)として実際の業務に携わった。
その時の体験談をこのテレビでは語っているのだが…文章に起こすとそこは映しきれないが、口調や表情的にも非常に「不快感」を示しながら、以下のように語っているのだった。
ちょっとぶっちゃけすぎで、「LIE & PEACE」の有用性を、柳川一件などのように(※ここ参照 http://kousyoublog.jp/?eid=2810 )ある程度認める当方からすれば、「それは隠蔽して、記録を抹消して、歴史の闇に葬ったほうがいいんじゃねーの?」とも思ったりしたのだが…ただ、その怒り口調でのぶっちゃけに、異様な迫力を感じたので紹介しておきます。この体験談は、2回に分けて語る場面があった。
(開始54分40秒)
あの、わたくし、さきほどから…アジア女性基金やって 女性の、慰安婦の人権人権って、韓国のかたがおっしゃる。挺対協が窓口になって仰ってるけど、私の経験では大変申し訳ないですけど。これは怒られる覚悟でいうけど市民運動ですよね この人たちはインテリで たいへん社会的地位もあり、権力もあり、慰安婦の方を本当に思ってなんかいずに、慰安婦のかた…わたくしはこの…これ、体験です。これは台湾もそうですけど、それをひとつの盾にとって、まあ反日運動、に利用してる。
つまりなぜかというと、じかに聞くと、このかたたち、アジア女性基金のお金をいただきたい。それは彼女たちにとっても高齢になって、貧しくて、お金に色はついてないんだから、大変ありがたく、ほしいわけですよ。
それを挺対協とかなんかが、「もらうな」と。もらったらバッシングされて、その、あの、韓国政府から出てくるお金もストップする。これはもう、みんなそう。それは事実です。
それでわたし達がしたことは、なぜアジア女性基金があまり日本でも知られてなく、評価されなかったかというと、あたしたちは、このおばあさんというんだけど、慰安婦の方をなんとか傷付けずに今すぐ亡くなる前にね、とにかく一刻も早く差し上げたいということでわたし達は…もう、われわれの手柄はどうでもいいんだと、本当にあの、引っ込んでやったんです。
その人がバッシングされないように、名前も発表せず。何人だというと、すぐに犯人探しが始まった。これはほんとに体験です。わたし達が一番苦労したところですよ。
だからそれはね、アジア女性基金をダメにしたのは日本側もあるけど韓国のそういう市民運動家は、おばあさんたちの人権よりは、これを利用したんですよ。反日にね。
(1時間24分)
すいません、さきほどから私は…自分が体験したことですから、これはね。
皆さん慰安婦の方に何十人も会ってないでしょう実際に。
わたしはぜんぶ、たっくさんの方に会ってるんです。
でさっき言ったように、「慰安婦の被害者は要求してる」っておっしゃいましたけど、(その要求は)市民団体の人たちであってですね、慰安婦のかたは大変失礼だけどそんなに学は無いし、中には自分の名前もかけない人もいらっしゃいましたし。彼女はそんな要求とか、国家賠償とかね…とにかく、どんどん亡くなってるんですからね。
あの段階で、なぜね。で、あたしたちはね、日本政府に言われたので。
これを受け取っても、将来国家賠償…私は絶対ありえないとは思ったけど、仮にそういうことが十年二十年さきに成立しても、このお金をもらってもその権利は失なわない といういっぺん(?「一筆」か)まで、わたしは梶山さんのところに行ってですよ、ワーッと… とってきてるんですよね。そういうことをやってとりあえず目の前で、どんどん死んでいく…私がなぜこれやったかというとね、やっぱりとにかく被害者を。一刻もね、なんらかの形で救うと。国家賠償がどうのこうというけど、このおばあさんは今日のあれ…
それを、なんで拒否したんですか、というんです、私は。
(玄氏) 助成基金という形で折り合いをつけようとしたことはよいことだかったと思います
いや折り合いというよりもね、とりあえずね、慰安婦のことを本当に思っているなら…皆さんは慰安婦のことを思ってないですよ。対日、抗日運動の……それはわたしすごく感じました。
実はかなり似た内容や感想を、同じく理事の大沼保昭氏が語っていたので、そんなに珍しく意外な話というわけじゃない。
だが、またさらに別証言として、これだけ韓国側に大して別の理事が不満をあらわにライブ放送で、語り口調で回想した、それも元朝日新聞編集委員で、朝日ジャーナル編集者が……ということで紹介した次第です。
あ、こんな本出してるから、ここでも同じようなこと書いているのかもしれない
。
- 作者: 大沼保昭,和田春樹,下村満子
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ただ、これはこれで下村氏の韓国市民団体批判も、かなり一方的だと思うぞ(当事者だから一方的になるのは仕方ない、と言われればそれも分かるが)。
また、この番組はこのあとCS・ケーブルで再放送するので、その前にお知らせしたかった。その前後や、下村発言への反応などは各自見てください。
(再放送についてはこちらをどうぞ)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120930/p1
「激論!反日・嫌韓、ド〜する?!日韓関係」(テレビ朝日放送日:2014年5月30日) 06/14(土) あさ07:00-午前09:45
06/28(土) あさ07:00-午前09:45