■DATAFILE.JPN
http://www3.nhk.or.jp/news/dj/datafile.jpn/index.html新企画「データファイル・ジャパン」。国や自治体がオープンにしているデータや研究機関の最新の調査結果など、世の中の数々のデータを読み解くことで、いま日本で何が起きているのかを明らかにしていくシリーズです。人口動態統計や出生率、自治体別の未来予測など、よく知られたデータもそれを“裏側”から見ると、新たな発見があります。シリーズで明らかにしていく問題は、それぞれが複層的で重なっているものです。多くが直接的な解決策すら見いだすのが難しい問題ですが、各地での対応や対策などを検証し、複眼的に見ていくなかで、まずは地域から再生への道を探ります。
既に放送は始まった。
女性が消える社会|DATAFILE.JPN|NHK NEWS WEB
第1回は「女性が消える社会」。“20代、30代の女性が地方都市から消える”現象を探ります。いったい何が、どうして起きているのか。国や自治体がオープンにしているデータや研究 ...
第2回 廃校が招いた過疎 ... DATAFILE.JPN.
まずよく知られたこちらのデータ。ピンク色の線は、全国の小・中・高校の在学者数です。少子化によって下降の ... 赤い線は地域の高齢化率ですが、廃校の前は30%台だったのが50%を超えています。 ....
実は今twitter上でこの番組を知っただけで、実際に見たわけではないんですね。
だが、いま行政も「オープンデータ」という考えを導入し、さまざまな統計結果をどばっとまず、ウェブなどで公開する。
それを使って統計研究をしたり、たとえば案内アプリ的なものを自由に作ってくれ…という発想が出ております。
「統計」はテレビだと”絵”にならないという難点があったとされていますが、こうやって「統計が売りですよーー」と宣言しちゃえば、グラフがぞろぞろ出てきても、受け入れられるのではないでしょうかね。ちょっと期待したい。
ただ統計は、当然そこから何を見出すか、その解釈が重要となる。
……数字が連動しているだけでは、そのうちのどれが原因でどれが結果に当たるのかは分からない…どちらが原因で、どちらが結果なのか?あるいは…第三の要因があって・・・(略)・・・特別何の関係もないのかもしれない(略)。因果関係を統計数字だけから直接発見する方法はありません。因果関係はわれわれが考えて、推測するしかない…
shinichiroinabaこと稲葉振一郎氏の著書社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス)
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その解釈が平凡であってもつまらないし、牽強付会の強引なものであっても困る。
大胆かつ、正確な解釈と推理をしてほしいし、「社会調査のウソ」的な突っ込みも活発化してほしい。
「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)
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データはウソをつく―科学的な社会調査の方法 (ちくまプリマー新書)
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