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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

木多康昭「喧嘩稼業」1巻発売、異端に見えて「ジョジョ」と梶原一騎(黒)の正当後継者。

喧嘩稼業(1) (ヤンマガKCスペシャル)

喧嘩稼業(1) (ヤンマガKCスペシャル)

喧嘩最強の高校生・佐藤十兵衛が帰ってきた!!
田島彬が主催する“最強決定トーナメント”開催ーーー
だが、出場者リストには我らが十兵衛ちゃんの名前は無い‥‥
ならば、不死身のドMボクサー・石橋強に喧嘩を売って、“トーナメント出場権”強奪させてもらいます!!
 
「最強の格闘技は何か!?」誰もが知りたかったこの命題に、今、答えが示される―――!! ”我こそが最強”と名乗りを上げた16人の格闘家によるビッグイベント‥‥その名は”陰陽トーナメント”!! ……そこに出たくて出たくて仕方ない日本一かわいくて強い高校生・佐藤十兵衛が、トーナメント出場権、強奪させていただきます♪

なんども書いた話で恐縮ですが「人を引っ掛ける、言葉でだます」ことを主人公の特徴としてポジティブな魅力として描くことは、さまざまな類者はいるだろうけど直接的には「ジョジョ」二代目ジョセフが描いたもので、瘠せても枯れてもジャンプ一家の杯を受けたジャンプ遺伝子の持ち主たる木多にとってはお手の物でしょうね。
そして、本当の戦いにそういうものがあるのか、リアリティや説得力があるのかは別にして、牽強付会や理屈倒れとみられるぐらいに細かい「勝負のアヤ」を言葉で説明するところは梶原一騎(あるいは白土三平)っぽい。
さらにバイオレンスな決闘、喧嘩に「暴力に性的快楽を覚える」といったエログロの要素を重ねるところも”裏梶原”ぽいよね。
とりあえず戻ってきてくれただけでよかった。おまけ漫画でどんな裏話や愚痴を描いているのかな。