(表題に誤字あり、直しました。)
上で朝井リョウ氏のことを書く時しらべたら見つけた、朝井氏が直木賞を受賞したときの選評。
いまは、いい時代でサイトにUPされている。
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/senpyo/senpyo148.htm
自分は直木賞にほとんど興味ないので、まったく読み逃していたのだが…その後、「右傾エンタメ」騒動ってえのがあった
これ。
読者の右傾化?不満の表れ?「愛国エンタメ小説」が人気
http://www.asahi.com/national/update/0617/TKY201306170494.html
この記事は前半しか見られないが、とにかく挙がっている作品のひとつが、「空とぶ広報室」だったと。
- 作者: 有川浩
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http://homepage1.nifty.com/naokiaward/senpyo/senpyo148.htm#authorK148AH
有川浩『空飛ぶ広報室』×各選考委員 見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
宮部みゆき 全候補 △ 21 「予想外に厳しい評価があって、私もちょっと戸惑いましたが、誰が読んでも楽しく、温かい気持ちになる作品であることは間違いありません。多くの読者の支持が、確かにそれを裏付けています。」
伊集院静 全候補 ● 4 「氏の他の作品を評価してきたので今回は残念であった。」
浅田次郎 全候補 ● 10 「3・11以後の世界観の逆転が納得できなかった。」「悔悟するならば冒頭から書き直すか、さもなくば潔く遺棄すほどの覚悟が必要である。」
桐野夏生 全候補 ― 0
北方謙三 全候補 ■ 15 「うまい人である。ただ、視線が一方向に片寄りすぎているのが、やはり気になって仕方がなかった。自衛隊に対しては、もっと複雑なものがあり、反対派のジャーナリズムや評論を、安直に出せばいいというものではないだろう。」
林真理子 全候補 ● 12 「作家が取材の対象とこれほど一体化してはいけない。いくら素晴らしい人たちで賞賛すべき仕事をしていようと、作家はその奥にある何かトゲあるものを見なくてはいけないのだ。」
宮城谷昌光 全候補 ― 0
阿刀田高 全候補 ● 6 「文字通り自衛隊の広報のような印象が残り、感動がえられなかった。」
渡辺淳一 全候補 ― 0
ほほう。