という話が、最新のノンフィクション雑誌「g2」に。
『天人 コラムニスト深代惇郎と新聞の時代』後藤正治
- 作者: 講談社
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/09/26
- メディア: ムック
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【徹底分析】「これでいいのか? アベノミクス」
▶『金融緩和だけではデフレ克服はできない』リチャード・カッツ
▶『「これが日本の成長戦略だ」』三木谷浩史
▶『クロダノミクスは「もっとヤバい」』小幡績
▶『いま優先すべきは「子育て支援」』柴田悠
『大阪府警マル暴刑事 暴力団vs.半グレ「終わりなき戦い」』森功
【緊急特集】「火薬庫化する」東北アジアの行方
▶『孤独な王・金正恩「最後の賭け」』近藤大介
▶『嫌日の新皇帝・習近平「果てなき野心」』近藤大介
▶『安倍政権の「曖昧さ」が第二次冷戦を生む』テッサ・モーリス=スズキ
『小泉進次郎とは「何者」か』常井健一
『代打の流儀』澤宮優
堀潤『「僕がNHKを辞めた本当の理由」』
古市憲寿『「沖縄ノート2013」』
『原発を売る「プラント輸出」という国策ビジネス』斎藤貴男
『行人坂の魔物』町田徹
『IT起業家「バブル崩壊後のそれから」』滝田誠一郎
『警戒区域』柳美里
【大特集】死と向き合う
▶『孤立死』矢部武
▶『なぜ人は死を恐れるのか』前野隆司
▶『うつ病を生きる』工藤美代子
上でフォントを大きくしたルポより。小泉議員自体がまだ今のところ人気先行の非大物政治家であることもあって、とくに面白いものではなかったけど、タイトルにあったような一節がなぜか印象に残った。
いや「なぜか」でもないや。
朝井リョウさんといえば、まだ単行本は10冊に満たない冊程度しか出していない若手作家(しかも兼業)。だが、一度も読んでいない当方にまで話が伝わってくる話題作品が2作あって、それが
映画化大ヒット青春小説!
- 作者: 朝井リョウ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/04/20
- メディア: 文庫
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バレー部のキャプテン・桐島の突然の退部が、5人の高校生達に波紋を起こして……。至るところでリンクする、17歳の青春群像小説。第22回小説すばる新人賞受賞作。(解説/吉田大八)「あんた、本当は私のこと笑ってるんでしょ」就活の情報交換をきっかけに集まった、拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。学生団体のリーダー、海外ボランティア、手作りの名刺……自分を生き抜くために必要なことは、何なのか。この世界を組み変える力は、どこから生まれ来るのか。影を宿しながら光に向いて進む、就活大学生の自意識をリアルにあぶりだす、書下ろし長編小説。
- 作者: 朝井リョウ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/11/30
- メディア: 単行本
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「桐島、部活やめるってよ」は映画にも漫画にもなって、またこの「桐島」が実際には出てこず、すべて他の人の反応で話が進むという仕掛けも話題となった。
「何者」が就活を扱った作品であることも聞いている。
ま、実に安直な見立てで、小泉議員本人にそんな意識ないのかもしれないが
「まだ、たかが部活とか、就職活動とか、ほんとうに実績を挙げる前の存在。だけどその中でもカリスマ的な存在にみられたり、はやばやと就職を決める、『成功者(仮)』がいる・・・しかし、それは本質的なものだろうか?」
これが、小泉進次郎氏の置かれたリアルな状況と何事か重なるから、著者に会いたくなるほど愛好している……なんてことはないかね。
書いた人もそれがひっかかったから、『タイトルに小泉進次郎は「何者」か』とアピールしたと。
まあ、これはあまりに単純な見立てでして、人間そーいうことで愛読書や愛好作家がきまるってもんじゃござんせん。小泉Jrといえば、本をコピーして関係資料に見せかけ、退屈な国会審議のときにそれを読んでいたことで騒がれた。
そのとき読んだ本が「立川談志の評伝」だったんだっけな。もちろん良くないことだが、一部の落語好きから(って俺だ)は「大きな声じゃあいえねえが、なかなか見所のある若旦那じゃねえかい」との声が。
あー、この本だ
http://ddnavi.com/news/136601/
いまや政界一のモテ男として人気を集めている、自民党のプリンス・小泉進次郎。先の衆議院議員選挙では圧倒的な得票数を獲得し、父・純一郎ゆずりの人の心を掴む演説には定評がある。そんな彼が、最近『FRIDAY』(講談社)と『週刊文春』(文藝春秋)の2誌に、なんと同時スクープされた。
- 作者: 立川談四楼
- 出版社/メーカー: 新潮社
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すわ、ついに熱愛発覚か!? と思いきや、写真は衆議院の本会議において、熱心なようすで資料に目を通している姿。しかしこの資料、昨年12月に発売された立川談四楼の私小説的作品『談志が死んだ』(新潮社)のコピーだったのだ。本を開いていると会議に集中していないことがバレるのを恐れ、カモフラージュするために本をわざわざコピーしたのだろうか。この手の込みようからも、進次郎が本書に夢中だったことが伺える。じつは進次郎、最近は落語にハマっているとのこと。答弁や演説にも落語は勉強になるのだという。
著者の談四楼といえば、……
それはともかくとして、その仲介者……つまり小泉二世、朝井リョウともともに面識があり、やりとりできる存在が「古市憲寿」氏だったというのが実に絶妙なキャスト。
- 作者: 古市憲寿
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/09/06
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- 作者: 古市憲寿
- 出版社/メーカー: 講談社
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希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想 (光文社新書)
- 作者: 古市憲寿,本田由紀
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/08/17
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その後仲良くなって、朝井、古市はある意味”小泉人脈”(ブレーン?)の中に組み込まれたっぽい。そのあとどっかの週刊誌に、そう書かれていたから。