【トンガ噴火お見舞】INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

おそらく今年最も重要な漫画の一つ…「いちえふ」への反響と、個人的感想

内容の紹介などは、下に作成したtogetterから紹介記事などが伸びているので、そっちをみてください

原発事故跡の作業風景を描く漫画「いちえふ」反響〜作者アカウントなどを中心に
http://togetter.com/li/572305

作者twitterアカウント
https://twitter.com/TatsutaKazuto


自分の感想

gryphonjapan
純粋なドラマ性を漫画の魅力として見るなら、その基準では傑作漫画とはいえない。しかし漫画が「歴史の記録」の一角を担うとするなら、この一作は既に、永遠不滅の価値を持つ。

‏@gryphonjapan 1時間
手作りしている
東日本大震災を直接描いた漫画作品リスト(随時更新) 』
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110810/p3
の一番上に、
現在発売中のモーニング@morningmanga掲載
 「いちえふ」 を入れさせてもらいました。

さらに感想を追加すると、かつて呉智英関川夏央の対談で吉田満戦艦大和の最後」が評された内容を思い出したのだ。
戦艦大和に乗り組んで、そこからごくわずかの生還者が出る中で…作者の吉田満のように冷静に物事を見て、記憶し、表現できる才能のある人がいたこと、同艦の中で仕事上、寒帯の様子が詳しく分かる地位(副電測士)に彼がいたこと…それを奇蹟とし、体験を日本人が、人類が共有できたことを感謝するような内容だった。


今回…おそらく偶然ではなく、そういう意図(後日の漫画化)を当初から持ちながらあの場所へ行ったのかとも想像できるけど、あれだけの漫画を描くだけの画力、構成力を持つ人間が津々浦々にいる、その結果としてこの漫画ができた、、という部分もあると思う。
ほったゆみが現在ネット連載中の「はじマン」で探っているような、日本全体の総合的な「漫画力」、そのパワー…。
http://tonarinoyj.jp/manga/hajiman/

…或いは平安時代や江戸時代の日記・紀行文学(膨大な裾野があったからこそ、優れた少数、特異な少数の記録も今に残る)。そんな意味合いもあるんじゃないかと思いました。



最後に、あの場所で作業する皆様方に
本当に感謝し、お大事で、と声を掛けさせてほしい。

モーニング公式サイト(http://morning.moae.jp/)から「選評議事録」

http://morning.moae.jp/news/468

[漫画] 『いちえふ 〜福島第一原子力発電所案内記〜』
竜田一人 (神奈川県・48歳)

東村アキコ
これは私がどうこう言える作品ではないと思いました。アシスタント経験が長いと背景などの絵が上手いとしても、人物の顔がモブキャラっぽくなりがちだと思うんです。ただ、この人にはそれがない。人物の顔が魅力的で生き生きして命があるのがよいと思いました。作品自体はレポート的な内容だったので、それをただ読んで「ああ、なるほど」と思うだけだったので、特に言うことはありません。絵と画面が非常に良いと思いました。
 
森高夕次
漫画はきれいなところにいるだけじゃ描けないとつくづく思いました。この作者は、実際に働いて、その経験から漫画を描いている。足を使って得たものを真っ白い原稿にぶちまけるという漫画家としての正しい姿勢があると思いました。ただ頭の中で考えて、何か高尚なことを描こうとしている漫画がちっぽけに見えてしまう。物書きの本質を体現していると思える迫力がこの作品にはありますよね。
 
編集部員・S原
担当です。作者は、原発に働きに行ったら半年で放射線量が上限に近づいてしまって、戻ってきてから漫画を描こうと思い立ったそうです。このままルポ的な内容で続けるとして今より面白くなるような方法はあるのか。そのあたりについて伺いたいと思っています。
(後略)

DモーニングはここからDL可能
http://app.morningmanga.jp/