時々サボってしまうWOWOWとスカパーのPR誌チェックだが、やっておくもんだ…。
ホームズ史上、不朽にして最高のパスティッシュ「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」(素敵な冒険)が放送!!
10/2(水)よる9:00
おなじみの名探偵ホームズが、なんとドラッグ依存症に陥った末、精神分析の開祖フロイトの助けを借りて心の傷を克服するという、あっと驚く奇想に満ちた、痛快ミステリー。
最新TVドラマ「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」でもおなじみの名探偵シャーロック・ホームズ。そんな名キャラクターをユニークな視点のもと、独自に発展させた番外編ともいうべき秀逸なパスティーシュ小説を、原作者のN・メイヤー自ら脚色し、「ボギー!俺も男だ」のH・ロスが映画化した。「ハムレット」(’69)で主人公役を演じたN・ウィリアムソンを筆頭に、A・アーキン、L・オリヴィエ、V・レッドグレーヴ、R・デュヴァルら、芸達者な名優が結集。彼らの愉快な競演は絶品だ。
そう、フロイトとホームズは同時代人なのさ。
で、これがホームズ偽典の最高峰なのは…「最後の事件」〜「空き家の冒険」にいたるホームズ・ストーリーの不自然な点を、原典以上に矛盾なく、すっきりと、しかも面白く説明しているからなんだ(笑)。
自分のこの時期のなぞは独自に考察して論文(学会未発表)にしているので、いかにへっぽこでもシャーロキアンの末席を名乗れるのだが(考察論文か二次創作を書いたり撮ったりしたものだけが、シャーロキアンと名乗るに値する…と勝手に思ってる)
そのときもこの「素敵な挑戦(原作小説は「素敵な冒険」)」は意識して、言及してたな。

シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険―ワトスン博士の未発表手記による (扶桑社ミステリー)
- 作者: ニコラス・メイヤー,田中融二
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1988/05
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
■一応自前のホームズ論文〜『シャーロク・ホームズ 「最後の事件」の真相に関する一考察』
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110911/p3