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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

10月7日は「ミステリー記念日」。なので「憂国のモリアーティ」とか過去記事を紹介しておくか


かといって、手持ちのミステリーのネタはない…あ、あった。
憂国のモリアーティ」を3巻まで読んだのだった。

憂国のモリアーティ 1 (ジャンプコミックス)

憂国のモリアーティ 1 (ジャンプコミックス)

憂国のモリアーティ 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

憂国のモリアーティ 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

シャーロック・ホームズに登場するモリアーティの若いころを描いていて、彼が英国にあだなす悪党になったのは私利私欲というより、階級制度による不平等と悪徳がはびこる19世紀イギリスを改革するためだった―という設定に基づいて描かれる作品で、ホームズも登場するのだけど、別に旧制度の守り手ってわけじゃなくて、なんというかデカダンチックにおのれの知性を蕩尽している、という感じですかね。これはまあ、あり得る。


それなりに正典(原作)に精通しているといえるだろう当方の目から見ると、ここを変更したら根本的に変わらないか?
とかいう部分もいろいろあるし、犯罪のトリックや仕掛けが水も漏らさぬ壮大な仕掛けだったりしたことが一度もない(たぶん、作者も編集部も、推理やトリック作りの部分は苦手なんだろうな…)けど、結局「ホームズ世界の二次創作は七難隠す」(俺にとって)なので、やっぱり張本ばりのむちゃくちゃなダブスタ、無論理を駆使して「あっぱれあげてください」なのです。


ルパンを描く「ルパン・エチュード」というのもこの前出たらしいのだが、まだ読む機会がない。


ルパン・エチュード(1)(プリンセス・コミックス)

ルパン・エチュード(1)(プリンセス・コミックス)

ミステリー関連の過去記事

球漫画「おおきく振りかぶって」の駆け引きが、もはやミステリーの一種である件。  http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20151012/p2

格闘技漫画喧嘩商売」「喧嘩稼業」シリーズも、駆け引きが、ミステリーや異能バトルの一種である件。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20151012/p3

芦辺拓「真説ルパン対ホームズ」…パリ万博で若き怪盗、ベテラン探偵に挑戦す - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20151012/p1

ルパンやホームズの活躍時代を軸に「同時代、接点があったかもしれない人物・キャラクター」を考察するまとめ - Togetterまとめ https://togetter.com/li/977287

間違いや誤解の体験談を、いわゆる推理小説の「日常の謎」にできるか試作してみた - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20161008/p1