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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「なぜ『ゲバラの肖像』はTシャツの定番か?」→「あれ、著作権フリーだから」

2013年9月2日の朝日新聞「文化の扉」。

(文化の扉 歴史編)作られた偶像? チェ・ゲバラ
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201309010286.html
 キューバ革命を成功させた放浪の革命家チェ・ゲバラ。彼が現在のように有名になったのは、その劇的な生涯に加えて、顔写真が著作権フリーだったことが大きかった

 ゲバラは1928年、南米・アルゼンチンで生まれた。
 医学部在学中の51年、友人とオートバイで南米などを放浪。53年から再…

このあと、こう続く。

ゲバラが人気となる)過程で広まったのが、有名な、あの写真だ。写真家のアルベルト・コルダが60年に撮影し、67年にアイルランドの芸術家ジム・フィッツパトリックがそれを加工した写真を発表。2人が著作権を放棄したこともあり、反体制のファッションとして人気を博し、様々なアイテムに使われるようになった

もちろん言うまでもないが、じゃあ肖像権を放棄したら山本一太高市早苗の肖像が世界的に人気になるか、といったらなるわけない(笑)。バティスタ政権打倒は当時も、今から見ても相当の大義名分があっただろうし、その正義論抜きでも、徒手空拳の少数のゲリラから、一国を支配するまでに軍事勝利した、というのは講談の楠木正成豊臣秀吉的な人気が生まれて当然だろう。さらには最後にキューバの指導者の地位を捨てて再びゲリラとして戦場に赴き、戦場に消えたという最後。友人の最高指導者に置手紙をおいてさらば…というスタイルは、たぶん漫画にも影響を与えた(笑)

ただ、あの肖像写真とそのアート化したコラージュが「著作権フリー」だったことは、普及に際してはやはり大きな意味がある、だろうね。
僕もいま、遠慮なく使おう(ほかの写真も遠慮してねえだろ)