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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

浅羽通明推薦「SFの世界に最初に入る『初心者向け』作品とは」

ここにある「浅羽通明辻説法 第2回」に行ってきた。
http://school-market.net/archive/38/
講演の内容はたぶん後日、動画でUPされるだろうから略します。
その後の懇親会で聞いた話で、みなさんにお知らせというか、記録したいことをちょこっと。ただし酒が入っているので、信頼性は適当にわりびけ.

たしか「進撃の巨人」が話題になったときかな。浅羽氏は、展開が少し遅い(もたもたしてる)、という指摘をしていたのだが、

・参加者「いや、自分に小学生(中学生?)の親戚がいるんですけど、進撃の巨人、に、はまりまくってますよ」
・「残酷描写も多いのにね」
・浅羽「いや、でもかつての漫画なんて、本来はもっともっと残酷なものあったぜ。人を食いつうt、攻撃を受けると裏返ってウニみたいになってその攻撃を防ぐ宇宙人が出てる作品が、俺は怖かったな」
・俺「進撃の巨人って、最初に少年少女がSF的世界に触れる、というナビゲーター的な役割として考えたら、非常に優れているんじゃないですかね。自分は『SF教室』という筒井康隆が編集したガイド本で入っていったんですよ。進撃の巨人が出るまでは『寄生獣』が”最初のSF”にふさわしいかと思っていたんですが」
・浅羽「しかし、SFも時代で変わっていくからね…」

そして、その後、自分の体験ということか、今現在での選定ということかよく分からないが、『初心者が最初に体験するべきSF』を四つ挙げた。

それが

果しなき流れの果に (ハルキ文庫)

果しなき流れの果に (ハルキ文庫)

モンゴルの残光 (ハルキ文庫)

モンゴルの残光 (ハルキ文庫)

だ。
4つなのになぜ2つ?かといえば、俺に酒が入っていたからだとしか言いようがない(笑)。いいじゃねえか、打率でいえば五割だよう。
あとひとつ、あいまいな記憶だが、たぶん…なのが
百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫JA)

百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫JA)

だったような。もうひとつは、覚えてないなあ。


で、初心者向け…とは別のワクだったと思うのだが、もうひとつ傑作SFとして浅羽氏が絶賛していたのが

太陽の簒奪者

太陽の簒奪者

西暦2006年、水星から突如として噴き上げられた鉱物資源は、やがて太陽をとりまく直径8000万キロのリングを形成しはじめた。日照量の激減により、破滅の危機に瀕する人類。いったい何者が、何の目的でこの巨大リングを創造したのか?―異星文明への憧れと人類救済という使命の狭間で葛藤する科学者・白石亜紀は、宇宙艦ファランクスによる破壊ミッションへと旅立つが…。新世紀ハードSFの金字塔、ついに文庫化。

という作品でした。それは話を聞いた瞬間にスマホでメモをしていたからまちがいない。上の「初心者向け4作品」も、メモしておけば良かったと思うのだが、シラフならざる頭ではそこまで気がまわらない。

そういえば、上に関連して浅羽氏が今回語ったこと。

俺は昔

SFの「黄金期」っていつのことだろう?
1940年代? 50年代? 60年代??
−−違う、SFの黄金時代は、いつだって「12歳」だ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101009/p4

って書いたけど、あれ「12歳」じゃないといけないんだよ。「13歳」じゃないんだよな。
というのは、13歳だと『女の子の目』を意識するようになるからねえ。

みも
ふたも
なし。


・・・・それはそれとして「最初に少年少女をSFの世界に引き込むには、なにから入らせるのがいいか?」という問題は、これからも独自に考察していきたいと思います。