INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

元は趣味でも「プロの仕事(副業)」にしちゃえばその経費は還付・・・されるか、の話(再論)。

上の記事から続きますね。
ま、最初に断っておくと仮に出来ても、面倒は面倒なのでその手間や煩雑さを考えるとどれほどの人ができるかは心もとない。たとえば自分が一部あてはまっていてもたぶんしない。その程度の問題ですが・・・。

上の「北岡悟が一目おく、無数の格闘技大会を観戦してツイートする@tatsuyakay氏」の記事を読んで自分がしたツイートのやりとり。

gryphonjapan (MMA) ‏@gryphonjapan 11時間
前RT …@tatsuyakayさんは「ひとり格闘技通信社」を名乗って、どこかで形式上でも事業ということにして、なんらかの形でチケット代を「経費です」と主張し…認められれば、たぶん10万円単位の還付がもらえるんじゃないかと思う
 
 
tatsuyakay ‏@tatsuyakay 8時間
@gryphonjapan
税金戻ってきたらスゲえ嬉しいですが、(上手くいくとして)継続して実況しないといけないですよねw
いつ辞めるか分からないし、ちょっとキケンかな〜w

ま、なんでこんなことを書いてるかとゆーと・・・今回やっと画像を公開できるぞ

趣味の鮎釣りをたぶん「事業」にしてるマンサクさん(矢口高雄の友人)

矢口氏といえば、今でも活躍する現役漫画家だが、自然、釣り、狩猟というテーマでの傑作が多いから漫画界以上に一般社会界でのステータスが高く、名士としてリスペクトを受けている。釣り界隈ではもちろんのことで、誰もが敬意を払うスターだ。
そんな矢口氏が、鮎の友釣りで一般的だった「そっと引き寄せて網ですくう」のではなく「一気に鮎を引っこ抜いて空中でキャッチする」という革命的技法をもつ「マンサクさん」と川で知り合い、その技術を教わると共に友人となる。

その高い鮎釣り技術とともに、とにかく鮎釣りに時間を割くマンサクさんに、矢口は「1年のうちどれぐらい鮎釣りで川に入るのですか?」とたずねると・・・3カ月は川に入るという(鮎のシーズンは4カ月なのに)!!


これに対し、マンサクさんは「ケチな商売ですよ・・・」とぼやかすのだが、その後イキなことに自分の店に矢口氏を招待。「自分はまた川に出かけるが、ぜひお好きなものをおめしあがりください」とメッセージを残して・・・実は都内に3店も店を経営する居酒屋オーナーだったのだが、さらには・・・

別にこの作品の中ではひとこともそんなこと書かれてないが、当方は「マンサクさんは(ホントは『鮎釣り大好き』という趣味の世界なのに)『鮎釣りは仕事です。うちの売りの商品の仕入れなんです』と称してホテル代からオトリ代、竿代まで経費にして、税金の還付を受けてるに違いない!」と決め付けるのです。
そして論を展開させていきます・・・
だが、もう論旨は以前書いているのでその過去記事を紹介するっす。

以前、これをテーマにブログ記事を書いていました。面倒ゆえ、特に行動には移していませんが。
■『嘘かまことか、格闘技やプロレスを「経費」で見られる?−趣味を仕事にする方法(※私も本当に出来るかは分からん)』
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080815/p2

その続編。このときは、実際そうやっている人に会うことができたが内容は完全オフレコだといわれた(笑)
■『「趣味を『仕事』にして経費にできるか?」再論。数種の本なども参考にしつつ 』
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100315/p3

この第三弾がこの記事。今回の記事はするとこのテーマの4回目か、しつこいな俺(笑)。

■ネット活動や趣味の研究を「事業の経費」として税金は安くなるか
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130316/p3

これは、同タイトルのこのtogetterから派生している。(俺がまとめたんだけど)

■ネット活動や趣味の研究を「事業の経費」として税金は安くなるか
http://togetter.com/li/472395

「この前確定申告してきましたけど、あれ工夫次第で幾らでも節税できますね。自営業の人がやたらと金を使うのは、贅沢というより節税なのだとわかった。納税するか自分で使うだとそりゃ後者を選ぶわな。面倒くさいので、今回は経費をそれほど申請しなかったですけど、次回はちゃんと全額申告しよう。」
返信 RT お気に入り reichsneet 2013-03-13 20:40:08」

まあ上のコメントはもちろん、どうみても膨大な資料費、取材費が掛かるだろーという

世界軍歌全集―歌詞で読むナショナリズムとイデオロギーの時代

世界軍歌全集―歌詞で読むナショナリズムとイデオロギーの時代

  • 作者:辻田真佐憲
  • 発売日: 2011/12/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
という本にまで趣味の結果が結実しているので、そりゃ税務署も納得せざるをえない・・・というところはある。釣った鮎を居酒屋で塩焼きにして売る、ぐらい確実だ。


しかしまあそんなわけで、趣味の人が勝手に「プロ」になる、と。
ただそれは別にそれ一本で生活するってことじゃなく、それに使う趣味の費用を「経費」として「申告」し「還付」を受ける・・・と、まあそういう次第。
あとは「その手続きや領収書保存がめっさ面倒くさい(これ重要。だから自分はしない訳で)」「税務署が認めてくれるかわからない」という問題がある。ただ、この手続きや税務署員との丁々発止の心理ゲームを”楽しめる”人もなんとなくいそうな気がする。
そういう人にはお勧めですかなあ。

まったく手間をかけずに「プロ」になる方法を妄想。@tatsuyakayさんを例に

ブログ、アフェリエイトでの”プロ”化

(1)どっかにブログを開設する(はてながお勧め)
(2)twitterが自動反映されるようにする。
(3)そこで広告、アフェリエイトを展開する(これで収入がまったくゼロということにはならないと思う)
(4)「格闘技専門ブログを運営しており、そこの読者を集めるために会場観戦レポートをしています。なかなかこの不景気では元もとれませんが、将来への投資です!あ、年間のチケット代、交通費、通信費はXXXX万円です。還付よろしく」と申告する。

有料メルマガを開設する

(1)どっかで有料メルマガをはじめる(まぐまぐあたり?)
(2)週1回・・・じゃ面倒だな、月1回程度、「この月の会場観戦レポートをまとめたメルマガを出します」ということで、ツイートまとめを発送する(あ、もし実現したらそのメルマガ、ちょっと欲しいな)
※あとは上の(4)と同じ

スポンサーをつける

(1)スポンサーを募り、そのTシャツを会場で来て宣伝するのと引き換えにスポンサー料をもらう
(1)’あるいは会場観戦レポートの最後に「後楽園ホールの帰りには、XXX焼肉店!!(広告)」とツイートする・・・あ、実際に効果ありそうな気がする(笑)

※あとは上の(4)と同じ

パンフ・グッズ転売屋

これは合法なのかな?たぶん合法だと思うが・・・売れなければ個人で楽しむ。これは海外へ基本は好きで旅行してるとか国際結婚の里帰りなのに、土産物を「輸入品買い付け」と言い張ると経費になる、という説からの類推です。ただ在庫が資産になるとか関税云々とか、いろいろありそーだが・・・


とくに(1)は、やるもやめるも勝手次第で、たんに書いたブログをネット上にうpしておけば「事業」になる・・・のかなあ・・・?(笑)まとめブログとか、本当にそういうところあるのかね。


あ、ぜんぶこれ「机上の空論」です(笑)

ひょっとしたら税務署の税務署員といえば鬼の哭く街カサンドラの刑務所長より冷酷残酷で「ブログが事業なんです、つりは仕事なんです、観戦も事業なんです」と主張しても
「はァ〜〜〜?聴こえんなあ〜〜〜」
で終わるかもしれないっす。
やったことないので、上の考察やシミュレーションは某喧嘩芸の
「立って三角、寝てダルマ」「不動打ち」「徹し」的なものに終わるかもしれない(笑)
ただまあ、考えるだけで面白かったので、
実際にやった人がペドロ・オタービオにぼこぼこにされてもそれはそれでよしと(笑)。

そういえば、全国300万人の同人誌作家の皆さんは、経費を申告して還付してもらっているのか?

「趣味だけど、金銭が伴うから『プロ』ともいえる」という点で、最後に唐突に思い出したな。同人誌というのは格闘技やボクシングと同様、どーんと儲ける人もいるそうだが、大半はトータルで見ると赤字だ、とも聞く。
ただそうすっと、逆にその同人誌の執筆、製作、印刷、販売・・・に伴う経費を申告して、、本業のお仕事で納めた税金を還付してもらう・・・という人はどのくらいいるのかな?執筆に関係した際の「資料費」(本やブルーレイ購入費?)が経費だったらうれしいだろうね(笑)。
でも(俺と同様に)税務署に申告する手続きや交渉が面倒なんだろうな。
ひとりだけ、格闘技系同人誌を書いていた人に知り合いがいるので、コメント欄に召還してみよう。(来るかどうかはわからん)

kit 2013/07/02 16:19
何か呼ばれたようなので(^^;>元格闘同人誌

同人がらみの出費を税金の申告は、したことないですねー。
まず、面倒、というのが第一(^^;

また同人誌は、基本的に「頒布」するもので、「販売」するものではない、ということもあり。
コミケは、あれだけデカくても、あのイベント会場に皆で参加して、中で同好の士の間で同人誌を配っている(手数料は別払い)、というのがタテマエだったかと。

版権同人誌などは、権利元の問題もあるので、より大っぴらに動きにくいですよね。
私が描いたジョシュ選手のツイッターアイコンも、本人がネットに上げたのを認めて使ってくれたから良かったですけど、厳密に言うと肖像権侵害ですから。
同人誌もしかり。

軽い気持ちでポケ●ンのヤオイ同人誌描いて、任天●から訴えられて京都府警に逮捕され、会社解雇で人生潰された同人作家さんの例もあるので、ピコ手(極小サークル)で同人誌やってる人は、基本的に大っぴらにはやらないかと。

もちろん大手は別で、税理士を入れて対策し、コミケ以外でも大きな地方即売会は参加、年間一千万弱を稼いでいる作家さんも実例で知ってますが、まあ世界が違いますよねー。


gryphon 2013/07/02 21:57
やはりそーか。
ただ税務署はタテマエとしては「泥棒だろうが麻薬だろうが、それで稼いでる収入を正直に申告してくれて、うちらが一定額の税金をとれればタッチしません。秘密も守ります」というふうなスタンスじゃなかったっけかな。
まあ、それでも「この『来夢来人(らいむらいと)』さんがあなたのペンネームで、この聖闘士星矢の同人誌(FR脳)を1万冊販売した、でよろしいですね?」とかのやりとりを地元税務署とはしたくないだろうね(笑)


kit 2013/07/03 01:34
同人誌収入が1千万とか行くんだったら、申告も考えるんでしょうけど(^^;>税金

大手サークルの税金事情だったら、鈴木みそ先生の「銭」(エンターブレイン刊)の弐巻が詳しいです…って、すでにこちらで何度も紹介されてますね。

あと、うろ覚えで書いていたんですが、逮捕されたポケ●ン同人さんは18禁エロだったようですね。
ポケモン同人作家逮捕事件がもたらしたもの
http://my.reset.jp/~yuhto-ishikawa/fujoshi/pokemon.html
あ、あと遅ればせながら、コミケ受かりました。
8月11日(日) 東Sブロック60a
サークル「PRIDE-0」
です。
「オタ育児」新刊予定です。
宜しくです!(^^)