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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

シリア内戦、政府軍に有利な状況になってきた?

まず読売新聞 2013.5.21記事を要約。
・アサド政権が、、反体制派拠点である中部のクサイルで攻勢。
・同地はダマスカスやホムスから隣国レバノンに通じる交通の要衝。
・奪回されれば中部の戦況は大きく変わる。
 
WSJの記事
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MN46Z46K50Y101.html

5月20日ブルームバーグ):シリアのアサド大統領に忠誠心を持つ部隊が同国中部にある戦略上重要な都市クサイルを一部奪還した。反体制派が使用していたトンネルを破壊し、武器を押収したと、国営シリア・アラブ通信(SANA)が伝えた。
SANAの20日の報道によると、一部地域では激しい戦闘が続き、政府軍は「テロリスト集団」と交戦している

 
毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20130521ddm007030029000c.html

シリア:揺らぐ反体制派 リベラル派・同胞団、対立が鮮明化
毎日新聞 2013年05月21日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアの反体制派主要組織「シリア国民連合」の土台が揺らいでいる。ヒット暫定首相の選出から約2カ月たったが、いまだに暫定政府の陣容が決まらず、別組織設立の動きさえ出てきた。

・・・、国民連合の反体制派内での求心力は低下している。

 今月11日、エジプトの首都カイロで、国民連合と別の反体制派の新組織「シリア民主連合」の設立総会が開かれ…内戦前から反体制運動を行ってきた活動家ら約200人が参加。反体制派の主要戦闘部隊「自由シリア軍」幹部や国民連合を離脱した元幹部も出席した。
 
 国民連合は・・・日本を含む100カ国以上やアラブ連盟が、シリアの代表として承認した。だが今年3月、ハティブ議長が突然辞意を表明し、きしみが表面化。
 
 国民連合幹部によると、ハティブ氏は外国の干渉を嫌い、カタールの支援を受ける同胞団とは折り合いが悪かった…暫定首相に選ばれた米在住の実業家ヒット氏を巡っても対立がある(略)。暫定政府は反体制派の支配地域で活動する予定だったが、そのために必要な自由シリア軍の協力が得られていないのが実情だ。

何度か「もはやアサド政権は風前の灯」的報道があったはずだが・・・
そして化学兵器を使ったのは政府軍、反政府軍?どっちだったんだ結局。もし政府軍だった場合、「デッドラインを超えた論」での米軍介入はあるのか。