INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ルパン、5巻を最後に「アジト」を移転。その別れにイブニングが・・・

これもツイート転載となる。

https://twitter.com/gryphonjapan
イブニング最新号に森田崇氏「アバンチュリエ」5巻(最終巻)の広告。「最後に笑うのは…探偵か怪盗かー。」のコピーもいいが、一番下の「特報」見よ!他社の話なのに…全く円満な移籍とは聞いたが、同誌からの「ボン・ボヤージュ」。

読めるかな?一応テキスト化しておくか。

【特報】3月1日発売の月刊ヒーローズ4月号(小学館クリエイティブ)より「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」として移籍連載開始!伝説のダークヒーロー<アルセーヌ・ルパン>の新たな活躍を見逃すな!

同時40周年記念でのサンデー・マガジンコラボとかがあったとはいえ、他社への自分の連載作品の移籍、それも小学館系へ・・・となれば、この告知をさまざまな議論や葛藤があっただろうことは外部にも想像がつく。
そもそも「連載終了」も「他誌での継続」も、シビアな企業人としての冷徹すぎる計算も駆け引きも十分あった上でのものだ。


それでもなお。
面白い創作物を生み出し、多くの人に見せたい、読んで欲しいという情熱が、企業の計算を超えるところもあるし、人間的なつながりもうまれよう。そしてまた、それは「怪盗vs探偵」がもっとも対立する敵でありつつ、もっともお互いを知る者であるようにだ。
2月22日に5巻が発売され、3月1日にヒーローズでの新連載だから実質的にも継続に等しい。


この場合の「さよなら」は、やはり、上に記したようにこのフランス語が似合う。

「ボン・ボヤージュ(良い旅を!)」


再論 「アバンチュリエ全5巻を、公立図書館に入れては?」

詳しくはhttp://d.hatena.ne.jp/gryphon/20121229/p2で論じたが
要点部分のみ再録。

・「アルセーヌ・ルパン」物語は子供たちが最初に接するミステリーの定番である。
・つねに公共・学校図書館に常備されている。無いところが無いはず。
・しかし、この物語を「きちんとした技術と演出」で、しかも「かなり原作に忠実に」描いた漫画化作品は貴重である。
・(上の条件から当然導かれるが)過剰に残酷・血なまぐさい描写や性的な描写はなく、子供が読める範囲のミステリーとなっている。

そして・・・幸か不幸か、というべきだが
・学校・公共図書館購入には否定的な材料となりえる「膨大な巻数で棚が占拠される」「いつ終わるのか、どこまで購入すればいいのか果てが分からない」ということがなく<全5巻>であると判明している

図書館に置かれることがセールスにどう影響するか?はいろんな議論があり微妙な問題だが、今回は形式上(書誌的には)、その後は「続編」となる。図書館におかれることが新連載への情報発信の場、と割り切れないだろうか・・・

新連載の隠し玉!→「タイトルに『怪盗ルパン』と入れます」(…いやいや、マジで重要な話・・・)

これは作者の森田崇氏もどこかで書いたか、つぶやいたのだが・・・やっぱりこのアバンチュリエというタイトルはお洒落でかっこよくてもまず

「『アバンチュリエ』という作品は、ルブラン作のアルセーヌ・ルパン・・・いえいえ、ルパン三世じゃないですよ、そのおじいちゃんに当たる・・・その原作を、かなり忠実に漫画家したものなんです」

ということをまず説明する、そのひと手間が必要になったと。
そしてその情報が伝わらない層も多かったと。ルパン原作に興味がある(あったであろう)層は、普段漫画を読まない、漫画情報に接しない人もいたはずで、その層の「とりこぼし」があったんじゃないか?と。

そのためには、やっぱりてらいなくどーんとタイトルに「怪盗ルパン伝」と入れてみよう!・・・というのが今回の試み。

うむ、確かにお洒落な「アバンチュリエ」だけの挑戦も、ストレートに「ルパン伝」な試みもよくわかる。
花のパリかロンドンか、月が啼いたかホトトギス

プロモーションいろいろ(1)。ネットラジオ「漫画元気発動計画」

http://man-gen.net/

第59回 森田崇 その1
 
1. 第59回 森田崇 その1Play PauseStop00:00Ready
怪盗アルセーヌ・ルパンを描いた作品「アバンチュリエ」の移籍で話題の人となった森田崇先生が、アバンチュリエ誕生の経緯などについて話してくれます

プロモーションいろいろ(2)移籍先「HERO’S」で特設サイト設置。

http://www.heros-web.com/works/aventurier.html

ベル・エポック(美しき時代)と呼ばれる20世紀初頭のフランス。
栄華を誇る芸術の国に、天才的な盗みを繰り返す一人の怪盗がいた。
その男は神出鬼没、その姿は変幻自在、その手口は奇想天外にして大胆不敵――。
「千の顔」を持つその怪盗の名は、アルセーヌ・ルパン!
モーリス・ルブランの古典的名作が、森田崇の筆で蘇る!!

プロモーションいろいろ(3)シェアリングバナー。メルマガ、ニコニコ・・・

http://togetter.com/li/448615
森田崇先生の「アバンチュリエ」、イブニングの連載終了を持って移籍先を探されていましたが、
月刊ヒーローズ(HEROES)で移籍新連載の予告が掲載されました
また、「ニュー速VIP底辺ッ!!!」さんの「シェアリングバナー」を使った試みもされるとの事です

実は解説読んでも「シェアリングバナー」の意味がまだよくつかめない(笑)まあそっちはともかく、新連載情報がまとまっていてよくわかる。

もひとつ
http://togetter.com/li/428771

もう一つお知らせ。今回、編集さんたちの他にも、「何かできないか」と声をかけて下さった方たちが大勢おられました。そこから広がった企画として、いくつか実現できそうなのがあります。
いずれも詳細は未定ですが…。まず、ニコニコのドワンゴさんと、何かしら企画進行中。詳細は未定です。すみません(^^;)「ブロマガ」はやってみようかと。
ニコニコさん今凄いので、面白いこと出来ればなあと思っております(笑)。関係ないけど最近俺ちょっと初音ミクにはまってます。ミルダケダケドネ(;´Д`)
あと、メルマガの「まぐまぐ」さんからもお申し出が。こちらもやってみようかと。こちらでは、出版社との関係じゃなく、仕事としてどれくらいの感じになるのかなあと模索してみたくもあります。なので有料となると思いますが、製作ウラ話やルパンの時代の知識などやってみる予定。でも未定。

こちらがtogetterの「森田崇」タグ。
http://togetter.com/t/%E6%A3%AE%E7%94%B0%E5%B4%87