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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

店で商品説明を聞き、購入はネットで…これを指す新語「ショールーミング」

2012年8月24日の朝日新聞

家電量販最大手のベストバイをなやませているのが、自社展墓がショールーム化する現象だ。店では商品を手にとり価格をチェックするだけ。買うのはネット通販で、という消費者が急増している。ニューヨーク市内の店員は「製品情報を聞くだけ聞いて買わない客も多い」と嘆く。米国では『ショールーミング問題』と呼ばれている。

ベストバイ電気は今年5-7月の決算で純利益が前年同期比91%減、だそうだ。
そして書店最大手のバーンズ・アンド・ノーブルも赤字続き。業界2位だったボーダーズ・グループも昨年9月、「ネット販売に勝てず、倒産した」という。
リアル社会では熱帯雨林の減少がつづくが、ネットではアマゾンが広がる一方か・・・

この「ショールーミング」行為、決してひとりひとりの行為は悪でもなんでもないからね・・・とくに家電量販大手は「どうぞ価格をよその店とお比べください」「他店のほうが安いときはお知らせください」で、小さな電気屋を食って喰ってくらい尽くして育ったのだからね・・・。ちなみに『他店のほうが安い場合は申し出てください。こちらも対応します』という宣言は、「お互いほどほどのところで止めておこうぜ」というメッセージになり、立派なゲーム理論のひとつだとか(笑)。
でも、そりゃ人も雇わない、店舗も構えない、注文に応じて倉庫から・・・のネット通販が。コストで負けるわけは無い。「詳しい人から説明が聞ける」「実物を実際に手に取れる」という店舗側のアドバンテージを、消費者はありがたく(無料で)享受し、やにわにスマホの「価格比較アプリ」を開いて「バッタ屋ドットコムではXX円ですって。同じ価格になるかしら?」「それはちょっと」「そう、ならいいわ」・・・
だれが悪いわけでもない・・・・・・・。
いまのスマホは、その商品のバーコードを読みとって、自動的に各店の価格を比較する機能もあるとか。

ショールーミング」という言葉で、こういう概念(やり方)があると分かる

のだろうね。
いままでこんな概念がなかった人も「そうか!そういうやり方があったか!」と、こういう報道を聞いてやり始める。ゾンビじゃないけど、ますます拡がる・・・のか。と。