http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/judo/news/20120731-OHT1T00047.htm
…中矢が力尽きた。終了のブザーが響くと、あおむけになり、真上でイサエフが両手を広げて喜びを表現する屈辱のエンディングを迎えた。大胆かつキレ味鋭い背負い投げを駆使し大暴れ。しかし、快進撃は決勝で止まった。「金メダルを持って帰るという目標を掲げていたので、この色のメダルはあまりうれしくない」と涙ぐんで言葉を絞り出すと、初の五輪を「すごく悔いが残る。決勝で負けたのは自分の力不足」と振り返った。
「銀は、金より良いと書く。銅は、金と同じと書く」というのは言葉遊びにも思えるが、一面の真理でもあるかもしれない。しかし、頂のみを見つめる権利も競技者にはある。水泳陣のように銀や銅を、もっと喜んでほしくもあるが、本人が「金でないと…」というのもまた仕方ない。
ただ、MMAファンとしては、中矢の寝技で勝ち上がる姿は-----少数派であることは分かっているけれども---本当に楽しかった。肩固めなんかも使いこなしていたよね?
そして決勝、
gryphonjapan (MMA)
決勝の相手は「どう見てもリングスです ありがとうございました」なロシア人
こいつもヴォルクの牙を受け継いだのか、「日本最強の寝技師」よりも、寝技が強かった!!一度はほぼ完璧と言える腕十字を極めていたので、下手したら全世界に骨折シーンが放送されかねなかった。
もう一人、日本の寝技の頂点に立つ加藤博剛が、ブラジリアン柔術もやっているフラビオ・カントに寝技で完敗したことがある。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120429/p1
それと同様に、かくも世界の頂は高い。高いからこそ人は挑戦する。