最新のDROPKICKで、高崎計三氏がパンクラスの新体制のことについて書いているが、そこにこういう一節があった。
Dropkick(ドロップキック) Vol.6 (晋遊舎ムック)
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このところのパンクラスは徹底した経営のスリム化と興行形態の見直しが功を奏し、赤字から脱却していたからだ。
「不振」や「危機」というならば4年前にパンクラスの運営が尾崎代表の「株式会社ワールドパンクラスクリエイト」から「株式会社パンクラス」に移ったときがまさにそうだった。
(略)
川村亮は、挨拶の中でこう言っている
「(略)パンクラスが本当に危機的な状況になったときにドン・キホーテさんに救っていただいて・・・(略)」
会見中にはそのドン・キホーテからのメッセージも…(略)
「ここ数年にわたってパンクラスの経営再建のお手伝いをさせていただきましたが・・・(略)立派に再生されたと考えております」
パンクラスの現在の経営体制は、実は非常に堅実で確実なもので、大きな興行を打つより利益は大きい!という話は、今回スーパーバイザーにもなった日本MMAのドン・佐伯繁がこの前ゴング格闘技に、外から論評するかたちで語っていた。
このインタビューをご参照ください。
■日本MMAのドン”佐伯繁の語る興行の秘密が実に面白い。「収益は、TDCよりディファが絶対に上がる」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120326/p1
※元はここにあったインタビュー
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ただし、上場企業でもないので明確にパンクラス社が「赤字から脱却した」というニュースは入ってこなかった。今回はそういう点でスクープ情報だった。
経営改善の手法についても触れられているが、やはり餅は餅屋というか、蛇の道はヘビというか(笑)佐伯氏の分析はほぼ当たっていたようだ。その上で、川村亮体制での小口スポンサーの増加、人員のスリム化、契約形態変更なども効果があったという。