INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

テルマエ・ロマエが映画も好調のヤマザキマリ、最近はエッセイ集なども(新聞書評)

本当はちゃんと続けなきゃいけないのに、いつもずぼらで続かないもの
・腕立て伏せと腹筋
・読んだ本を書名だけでもいいからブログに記録
・ネット上の新聞書評を巡回し、いい記事を保存して、リンクを張る
  
だが時々思い出して、「やらねば!」と思う。今がそのとき。

http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2012042900019.html

望遠ニッポン見聞録

望遠ニッポン見聞録

我慢強く、感情を滅多に露わにせず、一億人が総「おしん」、というのは外国人が思う日本人(=おしん)像である。(略)3・11の震災直後にイタリアで出会ったタクシー運転手に、「あなた達は本当に素晴らしい。私達イタリア人には、とてもあなた達のマネはできない。でも、苦しい時には暴れたり泣いたりしてもいいとワシは思うんだよ」と言われ、いささか複雑な心境になったという・・・

たてつづけに彼女はエッセイを出した。

ヤマザキマリのリスボン日記 テルマエは一日にして成らず

ヤマザキマリのリスボン日記 テルマエは一日にして成らず

テルマエ戦記

テルマエ戦記

ネタがつづくことを祈るが、その前にエッセイ漫画も出しているわなこの人。
世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編 (集英社クリエイティブコミックス)

世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編 (集英社クリエイティブコミックス)

世界の果てでも漫画描き 2 エジプト・シリア編 (集英社クリエイティブコミックス)

世界の果てでも漫画描き 2 エジプト・シリア編 (集英社クリエイティブコミックス)

イタリア人の夫との馴れ初めなんかも書かれているが、ようはローマ古代史オタクで趣味があった(というのか?)ことが原因。ただ夫は大学教授のインテリで、イタリア人にはめっずrしく物静かな学級肌であってつまらない。てかイタリア人じゃねえ(ステレオタイプの偏見)。それでも作者に求愛する場面の情熱さはらしいかも。
ただしそのお母さんとお父さんは正面からのイタリア気質丸出しで(笑)。


また「物は少なくて貧しいが心の豊かさが…」的な話は、9割9分が陳腐さでできているが、ここでのキューバの話はディテールが繊細で残り1分に入れていいかな、という気にさせられる傑作。ぞうの灰皿のエピソードなどは泣かせるし、踊りができれば国民に不満は無いのか、みたいなことも。
よく言われる、「キューバの統治は成功じゃないのか」という政治的自由って、名も無き百姓(ひゃくせい)、民草にはいらないのかもしれない・・・とまで思ったりもする。