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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

雑誌「諸君!」が北朝鮮問題で緊急復刊。過去雑誌の復活は最近のトレンドだね

ここでは同雑誌の名物コラムであった「紳士と淑女」も復活しているが

またお目にかかれるとは思ってもいませんでした。
世の中には、雇った人間をコキ使う恐ろしい会社がある。そのことは、私も人の噂に聞いてしっていました。しかし、いったん棺桶に納めて野辺送りまで済ませた亡者を、叩き起こしてまで使う出版社があるとは、これが初耳です。(略)
・・・(棺桶の)蓋を取って私を覗いている者がいます。何事かと問うと、金正日が死んだ、「諸君」の臨時増刊を出す。棺から出て早く仕事せよというのです。
抗議するヒマもありません。
「〆切りはX日です。30年間も書いてたんでしょう。では」と言って人影は遠ざかりました・・・

往年の冴えふたたび。

完本 紳士と淑女 1980‐2009 (文春新書)

完本 紳士と淑女 1980‐2009 (文春新書)

まあ、これはレトリックであって、近年は休刊したかつての名物雑誌が「増刊」的な扱いで復活するというのは珍しくない
朝日ジャーナル別冊1989-2009 (アサヒオリジナル)

朝日ジャーナル別冊1989-2009 (アサヒオリジナル)

週刊朝日緊急増刊 朝日ジャーナル [雑誌]

週刊朝日緊急増刊 朝日ジャーナル [雑誌]

週刊朝日増刊 朝日ジャーナル 政治の未来図

週刊朝日増刊 朝日ジャーナル 政治の未来図



この理由は?といえば
・一からブランドを構築するよりは、こっちのほうが、売れなくなって休刊したとはいえ、かつては人気のあった雑誌の読者層を捕まえることができてお得だ。
・そもそも「雑誌を買う世代」が高齢化しており、ネット前からの「雑誌黄金時代」の層を狙ったほうがいい。

みたいな流れなんでしょうね。
ちょっと後ろ向きだなあ、とは思うんだけど、それでもやらないよりはやったほうがいい。
なかなか内容も面白かったですよ。