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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

クローズアップ現代に出演した、全柔連医科学委員会・二村雄次副委員長談話(医師)

ウィキペディアより

二村 雄次(にむら ゆうじ、1943年6月13日 - )は、日本の医師、外科医、医学博士、名古屋大学名誉教授。愛知県がんセンター総長。元日本外科学会会長。

専門は、肝胆膵疾患の外科治療。特に肝門部胆管癌を中心とする胆道癌外科治療に関しては、難度の高い症例への対応、手術数、治療成績ともに世界有数の実績であり、高い評価を受けている。 また、柔道家としても有名で、名大柔道部長兼師範も務め、元柔道全日本マスターズ無差別級チャンピオン。


氏の談話

「わたしは2年前の夏に中学の先生、体育の先生に混じって講習会を受けに行きました。そうしたところ、柔道経験のある人はほんのわずか、受け身も練習したこともないという先生方がいらっしゃるのを見まして、本当に驚きました。こりゃもう,ほんとに、まもなく直接生徒に柔道を指導するなんてことはとても無理だな、そういうふうに思いました」
 
Q:柔道連盟としても、実は事故が多いということの把握が遅れたということですよね?
 
「これも間違いない事実ですよね。これは2009年の12月にテレビ報道を見まして、その時の医科学委員会の会議で『大変なことが起こっている』という皆さんの認識を新たにしたんですが、当時、医科学委員会のメンバーはあのー外科医、あるいは整形外科医、一部内科医というふうで、実は脳神経外科がひとりもいなかったということがありまして、2010年4月の定例委員会に向けて、全柔連にありますデータをいっぺん調べようという作業に入りました。一方では徳島大学脳神経外科のナガヒロ教授に中に委員会に入って頂いて、専門的な目から事故例を検証していただこうという作業に入りました。」
(開始8〜10分前後)

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(大外刈りに事故が多いという統計表)

Q:なぜ初心者に(事故が)集中しやすいんですか?
「やはり受け身を十分に習得しなかったということに尽きると思うんですが、受け身を十分に習得しますと、反射的にあごをぐっと引くという、こういう運動が出来ることになります。あごをぐっと首の筋肉を使って引くんですが、そうすると後頭部を打つという、そういうリスクがすごく減ります。ですから受け身を十分に習得するまでの、その期間を、ぜひ慎重にみていただきもらいたいと思います。

Q:やっぱり首の筋肉を鍛える必要があるんですね。
「ええ、鍛える必要があります」

Q:そして加速損傷だけでなく、頚椎損傷もかなり多く見られますね。
「ありますね、頭部の次が頚椎ですね。これはあのー、特に(首の)前屈、曲がりすぎた場合に起こりますが、脱臼しますと首から下が麻痺しちゃうという、そういうたいへん悲惨な状況になりますね
 
Q:そういった意味では首の筋肉と、受け身を習得してから、試合形式などを取ったほうがいいということになりますよね。
「1年間12時間、あるいは15時間以内ですけど、その間にどれぐらいやれるかというと、部活でいうと1、2週間なんですよ。その間にできることっていうのは本当に限られていると思いますので、試合なんてのはとてもできないと思いますね」
(開始12〜14分前後)