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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「柔道学校事故」報道でさらに知りたいこと

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120117-OYT1T00433.htm
で記されている数字は最近発表されたものではなく、
http://judojiko.net/page1-2
の設立当時に確認されていた数字。というか同じ研究から出ているはず。
いくつも以前に関連記事を書いたから、それと重複な部分があるけど、さらに今こそもう一歩突っ込んで知りたいこと。

(1)一部で報道されてる「日本以上の柔道大国フランスでは子供の事故がゼロ」というのが真実なら、逆にいうとフランス的な指導を学べば、安全は保障できるのだろうか?(もし真実なら徹底的に指導法や安全策を学ぶ。統計や定義などの差ならそこを確認する)

(2)アメリカでも、学校によっては授業にレスリングが取り入れられているらしい(はじめはそこもよく分からなかったが、経験者の実例や資料を教えてもらった)のだが、こちらの事故発生数はどうだろうか?訴訟社会でもあるアメリカで、学校教育とレスリングはどう共存しているのか。こちらも例があるならそれを参考に、また逆にフランス同様、目だった事故例が無いならそれを学び…また柔道とレスリングの間に、競技自体の安全性に大きな差があったりするのかも考察対象になるだろう。

現在の事故数は大学の准教授が独自に、

日本スポーツ振興センター,2009,『課外指導における事故防止対策―体育的部活動における事故の現状と事故防止のための管理と指導 中間報告』。
○ 『死亡・障害事例』

http://www.geocities.jp/rischool_blind/sports.html
をもとにまとめたものだけど、海外事例で、正式な柔道連盟の回答とは別に、英国では保険会社が回答していることを知った
http://judojiko.net/news/459.html
そうか、保険会社は結局一番厳密に個別の死因や情況を特定するのだから、柔道事故に限らず保険会社から各種の事例を集めて集計できる機関みたいなものがあれば、いろんな”リスク”が分かってくるはず。守秘義務や企業秘密の兼ね合いも多いのだろうけど、これこそ『公』が乗り出してシンクタンク的な研究機関を作れないだろうか。情報も出させる権限を与えて

・・・・といったことを考えました。
柔道事故そのものについては…当ブログではたとえば、
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111127/p2
の記事の中に過去エントリへのリンクができています

  
【参考】新しく見つけたブログ。
http://d.hatena.ne.jp/mukunokiy0725/touch/20110910/1316356650