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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」の反響はまだ続く。

どうもゴン格から出でて、ただの「格闘技本」の範疇を越えた反響を巻き起こしそうなイキオイだ。

主に
http://twitter.com/from41tohomania
経由で。

augustoparty 党首
from41tohomaniaがリツイート
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったか』読了。要するに木村政彦の評伝。この4、5年で最高最強のスポーツノンフィクションだ。作者はかなり「書いてない」と思う。ただ「書かれない」という信頼があるから、関係者が口を開いたんだろう。結果として全て書くより豊かな内容になった。

from41tohomania 杉江松恋
某所からの情報によると『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』は既に3刷が決まっている由。増刷を重ねているが、書店からの注文が殺到して応じきれていないのでありましょう。

s_hakase 水道橋博士
from41tohomaniaがリツイート
木村政彦……』これほどその結末も知りながらも興奮させられる読書もない。そして、これほど資料と調査に費やしながらも客観を超えて木村政彦にどっぷりと偏ったノンフィクションも。何度も使われる「私は断言する!」との言葉の熱さ、作者の叫び、慟哭、肉声に魂が鷲掴みにされる。
s_hakase 水道橋博士
from41tohomaniaがリツイート
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(新潮社/増田俊也)の執念の18年もの取材、執筆の引き金を引くのが、猪瀬直樹@inosenaoki 「枯れない『殺意』について」(週刊文春連載コラム「ニュースの考古学」)の一文なのだ。

関連書籍として押さえておきたいもの

力道山をめぐる体験―プロレスから見るメディアと社会

力道山をめぐる体験―プロレスから見るメディアと社会

※OMASUKIFIGHT推薦。

力道山がいた (朝日文庫)

力道山がいた (朝日文庫)


※「何巻に木村政彦が出てくる」と指摘できればいいのだが、手元にないので…


1巻冒頭、木村vs力道山を観戦する主人公・梶一太(梶原一騎)から物語は始まる。その後、大山倍達の口から真相が語られるが…


3巻だったか4巻だったか・・・

undratiger ルイ
from41tohomaniaがリツイート
これを読んだ上で『 最狂超プロレスファン烈伝 』の木村が勝った平行世界の話、プロ柔道の世界線の話を再読したい。これを読んだ上で尚、自分は鬼薮と力道山を応援できるのだろうか? / ““負け犬”の伝説『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったの…” htn.to/Saxucs

http://hp.kutikomi.net/gogogo/?n=column6&no=1

今、読んでも力道山が負けてプロ柔道が定着したパラレルワールドに迷い込んでしまう話から最終回に向けたくだりは圧巻の一言。

平野啓一郎が「司馬遷史記」になぞらえていた。そうか、「最後に勝つのは物語」って、それか!!

GONG_KAKUTOGI ゴング格闘技
from41tohomaniaがリツイート
現在、書店で発売中の新潮社『波』10月号において、作家の平野啓一郎氏が、増田俊也氏の『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』の書評を執筆。10月22日発売の『ゴング格闘技』では、平野氏と増田氏の対談を掲載します。それに先駆けて、『波』での書評を冒頭のみ以下、紹介します。
 
GONG_KAKUTOGI ゴング格闘技
from41tohomaniaがリツイート
平野啓一郎『そして、リヴェンジは果たされた』「木村政彦は、生き恥さらした男である。──武田泰淳の『司馬遷』の有名な冒頭に倣ったそんな一文が、私の頭を何度か過ぎった。司馬遷は、恐るべき恥辱を受けた後に、「徹底的に大きな事を考え」、成し遂げた。彼は『史記』を著し、歴史を書いた。木村政彦は無論、歴史を書いたわけではない。歴史を書いたのは、彼を心から敬愛し、その恥辱を我が事として受け止めた著者の増田俊也氏である。物々しいタイトルに怯むことなかれ。これはまさしく魂の仕事である。〜」
 
10月22日発売の『ゴング格闘技』平野氏×増田氏対談をお楽しみに!

これか!
これか!!
実は・・・自分、今までこのブログでこの作品を紹介した中で

■近代柔道史の光と影。…そして最後の勝者は”物語”なのか?(ゴン格215号)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100422/p1

を書いた時、「何か先例があるよな」との意識があった。
もちろん、ローマ帝国に迫害されつつ黙示録を編んだキリスト教や、失意の内に死んだ師を「素王」と位置づけねばならなかった儒学教団など「現実の負けを、精神世界の勝利で埋める」といういくつかの例も想定したが、
 
そうか、司馬遷と「史記」か!
膝を打ち、そしてゴン格最新号を待とう。

司馬遷―史記の世界 (講談社文芸文庫)

司馬遷―史記の世界 (講談社文芸文庫)

すでにここでは一度紹介したが、この機会に再紹介

【耳寄り情報】
この「木村政彦は・・・」作者・増田俊也氏の格闘技に関する傑作文章がここでもひとつ読めます。格闘技事情(総合格闘技、七帝柔道)に関する知識が必要かもしれませんが、それ抜きでもこれも新刊に負けず劣らず熱い!!/

■VTJ前夜の中井祐樹■ 
http://hujudo.sakura.ne.jp/vtj.html

公武堂TVに陳情したよ

gryphonjapan (MMA)
@
最近、生活サイクルのズレであまり公武堂TVのチャットにお邪魔できませんが、ひとつ要望。以前ご出演された増田俊也氏、「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」出版の、旬ということで宣伝を兼ね、またスタジオにお招きは不可能ですかね?@ummr164 @koubudo_shachou

 ↓

koubudo_shachou 公武堂の社長
@gryphonjapan @ummr164 ご無沙汰してます(笑)!面白そうですね!梅村さんと相談しますね!ご提供ありがとうございました!

最後にちょと笑い話

LeSoleilEspr ミゾノ
from41tohomaniaがリツイート
書店なう。木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を置いているか聞いたら、「ご質問の意味がちょっと……」って、違う、それは質問じゃなくてタイトル!聞きたいのは在庫!!

「いや、彼は殺しましたよ…念力で」とか答えたらどうする。ただの猪瀬直樹ファンか。